Album Guide
Electric Funk
Jimmy McGriffのオルガンを軸に、Horace Ottのアレンジとエレクトリック・ピアノ、切れ味のあるリズム、ホーンが重なるBlue Noteのジャズファンク作品です。
Album Overview
作品の概要・解説
アルバム全体の流れと、最初に注目したい聴きどころを整理します。
『Electric Funk』は、Jimmy McGriffが1969年9月に録音し、1970年にBlue Noteから発表したアルバムです。オルガンを中心に、Horace Ottのエレクトリック・ピアノとアレンジが加わっています。
9曲を通して、McGriffの太いオルガンとタイトなリズム、ホーンのアンサンブルが前に出ます。「Back On The Track」から「Chris Cross」「Miss Poopie」へと続く短く引き締まった曲の並びに、2部構成の「Spear For Moondog」や「Spinning Wheel」も配され、ソウルジャズの粘りと70年代初頭のファンク感が一枚の中で結びついています。
まずは冒頭の「Back On The Track」でオルガンとリズムの噛み合いを聴き、その後「The Bird Wave」のホーンと「Spear For Moondog」の展開へ進むと、アレンジの幅が見えてきます。アルバム全体では、オルガン・ジャズのブルージーな手触りを保ちながら、より強いビートへ寄せたMcGriffのBlue Note期をたどれます。
- Original release
- 1970
- Recorded
- September 1969
- Label
- Blue Note
- Tracks
- 9
Listen / Find
このアルバムを聴く
アルバム全体と代表曲を、公式配信から楽しめます。
Essential Track
Back On The Track
オルガンとタイトなリズムが噛み合う冒頭曲。アルバムの濃密なジャズファンクをつかむ入口です。
Tracklist
収録曲
- 1 Back On The Track 3:18
- 2 Chris Cross 3:46
- 3 Miss Poopie 3:18
- 4 The Bird Wave 4:02
- 5 Spear For Moondog, Part 1 3:29
- 6 Spear For Moondog, Part 2 3:04
- 7 Tight Times 3:58
- 8 Spinning Wheel 3:35
- 9 Funky Junk 3:45
Artist
この作品のアーティスト
作品をもっと知る
このアルバムのジャンルとキーワード
気になる言葉から、近い音楽や特集へ進めます。
好みから広げる
気分やサウンドから探す
この作品で惹かれた雰囲気や音を手がかりに、次の音楽を探せます。
気分で選ぶ
- Groovy
音の特徴から選ぶ
- Funk Groove
- Horn
- Organ
音楽のつながりから探す
- Blue Note
- Rare Groove
- Sampling
シーンから探す
- Digging
もっと深く楽しむ
このアルバムから広がる読みもの
この作品を取り上げた特集と、音の雰囲気が近い読みものを集めました。
このアルバムが登場する特集
『Electric Funk』を紹介している特集です。
あわせて読みたい特集
ジャンルやムード、音の雰囲気が近い特集です。
オススメ 70年代ジャズファンク(JazzFunk)洋楽・名盤特集 part.1
ソジャズファンクという呼ばれ方が浸透するようになったのは、80年代、90年代以降のアシッドジャズ(acid jazz)やレアグルーブ(Rare groove)、ヒップホップ (hip hop) ムーブメントが起こった以降のことで、それまではジャズロックやフュージョン、クロスオーバージャズなどのような呼ばれ方をされていた。 60年代のjimmy smithなどのアーティストがブルーノートから出したgroovyなオルガンジャズがジャズファンクの起源となり、マイルス・デイヴィスが発表したビッチェズ・ブリューを筆頭に、ジャズと電子楽器、ロックを融合したエレクトリック・ジャズに急接近した1970年代前後から様々な実験的なジャズファンクが作られた。 イージーリスティング的な要素が強く、本物志向のJazzファンやFunkファンからは見向きもされないような音楽性であったが、セールス的にはブームとなり好調な時期もあった。昨今では見直しの評価が高く、当時のアナログレコードは高値で取引されている。今回はJazz funkの魅力に迫るいくつかの作品をご紹介したいと思います。
【漆黒のJAZZとRARE GROOVE】Black Jazz Records名盤5選
ジャズファンク、ソウル、スピリチュアルジャズ、フリージャズ、レアグルーヴを掘り進めると、やがて底知れない黒いグルーヴへ行き着きます。その重要な源流のひとつがBlack Jazz Recordsです。Gene Russellのもとに集まったミュージシャンたちは、崇高で自由な即興性と、ソウルフルなメロディ、ファンクの強靭なリズムを独自のバランスで融合しました。Doug Carn、Kellee Patterson、The Awakening、Calvin Keysらが残した作品は、失われた名盤として再発見され、現在のジャズやビートミュージックにも影響を与え続けています。今回は、レーベルの深さを味わえる5枚を紹介します。
Hiphop producer - MADLIB(マッドリブ)
90年代の黄金期から活動を続けているクレイジーなアンダーグラウンドHIPHOPのプロデューサーの1人で、Beat conductor名義、Yesterday New Quintet、Madlib名義などの多種多様な名前で活動を続けており、とくに2000年にBlue note recordsの音源を使ったBeats音源集の「Blue note 帝国への侵略」(shade of blue)でworldwideに脚光を浴び、世界中のミュージックラバーを虜にした。またJ DILLAとのchampion soundや故MF DOOMとのMadvilliain名義のMadvilainyなどのレジェンドプロデューサー達との共作は、今でもアンダーグラウンドヒップホップの金字塔として高い評価を得ている。 2019年に発表されたFreddie Gibbsとの共同アルバム「Bandana」をiPadだけで製作したことが一躍話題となった。Peanuts butter wolfが創業したstones throwの看板アーティストの1人で、アメリカのカリフォルニアから実験的で最先端のリズムを生み出している。
オススメ Rare Groove(レア・グルーヴ) 洋楽 名盤 特集 pt.1
ジャズ、ファンク、ソウル、ブラジル音楽まで横断しながら、レアグルーヴとして再評価されてきた名盤を整理します。サンプリング文脈やブラックミュージックの深掘りにもつながる入口ガイドです。
【JAZZ FUNK / FUSIONの宝庫】CTI Records名盤5選
CTI Recordsは、ジャズの高度な演奏力と、ファンク、ソウル、ロック、クラシック、映画音楽の感覚をひとつのサウンドへまとめた、70年代クロスオーバージャズを代表するレーベルです。大衆的で聴きやすい一方、リズムとアレンジは緻密で、後のヒップホップやR&Bに引用されたサンプリングソースも数多く残しています。Creed TaylorのプロデュースとRudy Van Gelderの録音のもと、George Benson、Bob James、Freddie Hubbard、Grover Washington Jr.、Deodatoら時代を代表する奏者が名演を残しました。ここでは傘下レーベルKuduの作品を含め、CTIサウンドの黒さ、洗練、実験性を味わえる5枚を紹介します。
70年代Jazzfunk初心者におすすめの名盤5選
今回はJazzfunkといえば、という代名詞的な作品をまず用意してみました。初心者の方でも聴きやすく、雰囲気を掴みやすい楽曲を中心に、軽快でポップな曲から、黒く泥臭いファンクネスが漂うジャズファンクのナンバーまで選んでいます。Ramsey LewisやHerbie Hancock周辺のジャズプレイヤーによるジャズファンク、そしてフュージョン界を代表するThe CrusadersやGrover Washington Jr.といったアーティストの名曲を入り口として整理します。





