オススメ 70年代ジャズファンク(JazzFunk)・名盤特集 part.1

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ジャズファンクという呼ばれ方が浸透するようになったのは、

80年代、90年代以降のアシッドジャズ(acid jazz)やレアグルーブ(Rare groove)、ヒップホップ (hip hop) ムーブメントが起こった以降のことで、それまではジャズロックやフュージョン、クロスオーバージャズなどのような呼ばれ方をされていた。

60年代のjimmy smithなどのアーティストがブルーノートから出したgroovyなオルガンジャズがジャズファンクの起源となり、マイルス・デイヴィスが発表したビッチェズ・ブリューを筆頭に、ジャズと電子楽器、ロックを融合したエレクトリック・ジャズに急接近した1970年代前後から様々な実験的なジャズファンクが作られた。

イージーリスティング的な要素が強く、本物志向のJazzファンやFunkファンからは見向きもされないような音楽性であったが、セールス的にはブームとなり好調な時期もあった。昨今では見直しの評価が高く、当時のアナログレコードは高値で取引されている。

Deodato|Also Sprach Zarathustra

Deodato

Also Sprach Zarathustra

レーベル ‏ : ‎ cti 

製作年:1973

評価 : 5.0

映画「2001年宇宙の旅 」でも使用されていることでも有名なリヒャルト・シュトラウス作のクラシック音楽を、ロックビートの効いたエレクトリック・ジャズファンクにアレンジした「Also sprach Zarathustra(ツァラトゥストラはかく語りき)」が収録されたアルバムで、クロスオーバーな楽曲を多く提供していたジャズレーベルCTIからの作品です。

90年代以降のブラックミュージック、HIPHOPやR&Bに影響を与えたサンプリングの宝庫で、PETE ROCK & CL.SMOOTH「IN THE HOUSE」ネタのジャズファンク「SEPTEMBER 13」やJ.DILLA、DILATED PEOPLEネタの「SPIRIT OF SUMMER」などのスムースでファンキーな楽曲が収録されています。

HERBIE HANCOCK|THRUST 

HERBIE HANCOCK

THRUST

レーベル ‏ : ‎ COLUMBIA 

製作年:1974

評価 : 5.0

コズミック・エレクトリック・ジャズファンクの名盤で、ジャズ鍵盤奏者ハービーハンコックによる作品です。Headhuntersの流れを汲む絶品Jazzfunkが収録されておりブレインフィーダー(Brainfeeder)一派やロバート・グラスパー などの第一線で活躍する現代のブラックミュージックシーンの重鎮たちに多大な影響を与えています。

日本人Jazzシンガー笠井紀美子のバージョンでも有名なFender Rhodesの音色が美しいメローな「Butterfly」やドラムブレイクから幕開け、隙間の無い濃密なジャズファンク「Palm Grease」や「Spank-A-Lee」などといった曲が目白押しで、jazz,funk,fusion,hiphop,techno,houseといったようなジャンルを超え、広くミュージックラバーに愛されているジャズファンク名盤です。スペーシーなジャケットワークにも注目!!

TONY WILLIAMS|JOY OF FLYING 

TONY WILLIAMS

JOY OF FLYING 

レーベル ‏ : ‎ CBS

製作年:1974

評価 : 5.0

60年代にマイルス・デイヴィス・クインテットで活躍していたドラマーで日本人にも馴染みが深い渡辺貞夫や本田竹広の作品にも参加しています。当時の流行りであるイージーリスニング・フュージョン寄りのジャズファンク(jazzfunk)が収録されています。

跳ねるドラムにスペーシーなキーボードがマッチしたハービーハンコックとの「Hittin’On 6」や「Tony」、リズムを超えたJazzの頂きへと誘うCecil Taylorとの「MORGAN’S MOTION」など今聴いても新しい発見のある1979年ジャズファンク・フュージョン名盤です。

George Benson|Shape Of Things To Come

George Benson

Shape Of Things To Come

レーベル ‏ : ‎ Cti

製作年:1969

評価 : 5.0

Herbie HancockやHank Jones、Ron Carterなど日本人にも馴染みの深い面々も全面協力して作成されたgeorge bensonの作品です。

george bensonの神がかり的なメロディーラインが素晴らしい、PETE ROCK & C.L. SMOOTH「I GET PHYSICAL」ネタの至高のメロウ・ジャズファンク「FACE IT BOY, IT’S OVER」やDiamond & The Psychotic Neurotics(D.I.T.CのDiamond D)のFreestyleでも使用された「FOOTIN’ IT」も収録されており、90年代以降のブラックミュージックにも計り知れない影響を与えたサンプリングバイナルの金字塔として今でも愛されているジャズファンク、イージーリスニング・フュージョンミュージックの傑作です。

Art Farmer|Crawl Space

Art Farmer

Crawl Space

レーベル ‏ : ‎ Cti

製作年:1977

評価 : 5.0

トランペット奏者のArt Farmerの作品で、1977年にクロスオーバー・イージーリスニングジャズ・フュージョンを多く輩出していたCTIレコードから発表されました。

Dave GrusinやWill Lee、Steve Gadd、Eric GaleといったフュージョンJazzミュージシャンの重鎮が集結した傑作ジャズファンクの名盤です。

ファンキなベースラインにアートファーマーのブリリアントなプレイとジェレミー・スタイグの躍動感溢れるフルートが交差するジャズファンクナンバーでアルバムタイトル曲の「Crawl Space」やデイブ・グルーシンのオリジナルNo.で旋律が美しいMELLOWなムードのジャズファンクの傑作「Chanson」などが収録されています。

全体的にBPM90以下のMELLOWな楽曲が中心のアルバムで、サンプリングソースとしても人気な一枚です。CTIの面々の安定感ある演奏力で最後まで楽しめること間違い無しのJazzfunk名盤です。

Donald Byrd|BLACK BYRD

Donald Byrd

BLACK BYRD

レーベル ‏ : ‎ Blue Note

製作年:1973

評価 : 5.0

1973年にDonald Byrdによって、Blue Note Recordsから発表されたベストセラージャズファンクアルバムです。

シンセベースとファンキーなワウギター、タイトでシンプルなドラムに効果的に配置されたトランペットの音色が最高にファンキーな傑作ジャズファンクでタイトルNo.の「Black Byrd」やMELLOWジャズファンクの太鼓判「Shop Jar Blues」、ピアノの旋律と絡むトランペットの音色がMELLOW&SUNSETな「Where are we going?」など期待を裏切らない抜群のクオリティで全曲捨て曲無しで、最後まで飽きさせません。90年以降のブラックミュージックにも影響を与えた決定版で、今でもレコードは高音で取引される人気盤。

Jimmy Smith|Root Down

Jimmy Smith

Root Down

レーベル ‏ : ‎ verve

製作年:1972

評価 : 5.0

オルガンジャズファンクの傑作で、1972年に発表されたJimmy Smithジミースミス)live音源です。

ファンキーなベースラインとタイトなドラム、ワウを効かせたエレクトリックなギターにジミースミスのオルガンが最高にグルーヴィーなタイトル曲のジャズファンク「Root Down」やAl Greenの名曲をカバーしたmellowなソウルNo.「Lets Stay Together 」などを収録。

ヒップホップアーティストにも多数サンプリングされている人気盤で、時代を超える熱気とクリエイティブに富んだ一枚。

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