Groove Shinin' Music Guide

70年代Jazzfunk初心者におすすめの名盤5選

今回はJazzfunkといえば、という代名詞的な作品をまず用意してみました。初心者の方でも聴きやすく、雰囲気を掴みやすい楽曲を中心に、軽快でポップな曲から、黒く泥臭いファンクネスが漂うジャズファンクのナンバーまで選んでいます。Ramsey LewisやHerbie Hancock周辺のジャズプレイヤーによるジャズファンク、そしてフュージョン界を代表するThe CrusadersやGrover Washington Jr.といったアーティストの名曲を入り口として整理します。

Listening Points

70年代Jazzfunk入門の聴きどころ

01 軽快でポップな曲から入ると、ジャズファンクの雰囲気を掴みやすい
02 ベース、ドラム、エレピ、シンセ、ホーンが作るファンクネスに注目する
03 フュージョン、レアグルーヴ、ブラックミュージックのサンプリング文脈へ広げやすい

Jazzfunkは、ジャズの演奏力とファンクのリズムが重なった音楽です。初心者が最初に聴くなら、難解な長尺演奏よりも、曲の輪郭が分かりやすく、グルーヴの気持ちよさがすぐ伝わる作品から入るのがおすすめです。ここでは、70年代の空気を掴みやすい5枚を中心に整理しています。

Album List

70年代Jazzfunk初心者におすすめの名盤5選

Ramsey Lewis、Kool & The Gang、The Crusaders、Grover Washington Jr.、The Headhuntersを入り口に、聴きやすさと黒いファンクネスの両方を味わえる5枚を並べています。

SIDE 01 明るさと粘りを併せ持つジャズファンク入門盤

Ramsey Lewis / 1974 / Columbia

Sun Goddess

★★★★★

ピアニストでコンポーザーのRamsey Lewisによるジャズファンク作品です。収録曲「Jungle Strut」は、タイトなファンクドラムの上で、ベース、シンセサイザー、エレピが自由に飛び交う粘っこいファンクが魅力的な一曲です。 アルバムタイトル曲「Sun Goddess」は、Ramsey Lewisを代表するジャズファンク、レアグルーヴとして輝く名曲です。Earth, Wind & Fireとの共作でもあり、非常にメロディアスでミディアムテンポのジャズファンクナンバーとして初心者にも聴きやすい一枚です。

  • 明るくメロディアスなジャズファンクから入りたい人
  • Earth, Wind & Fire周辺のソウルフルな空気が好きな人
  • 粘りのあるベースとエレピの絡みを楽しみたい人
SIDE 02 ファンクバンドの演奏力とジャズ感が光る名盤

Kool & The Gang / 1974 / De-Lite

Light of Worlds

★★★★★

何度でも紹介したい、ファンクバンドKool & The Gangの名盤です。Kool & The Gangは演奏力が非常に高く、ファンクだけでなくジャズの要素も多く含んでいます。メロディアスで瞑想的なイントロから、ファンキーなダンスナンバーまで得意とする重要なグループの一つです。 特に「Summer Madness」のメロウなイントロは、情景を想起させるほど独創的です。現代でも再現が難しいオリジナルなムードを持ち、ジャズファンク、レアグルーヴ、メロウソウルを横断して楽しめる作品です。

  • ファンクバンドの中にあるジャズ感を聴きたい人
  • メロウで瞑想的なイントロが好きな人
  • ダンスナンバーとムードの両方を楽しみたい人
SIDE 03 フュージョンとジャズファンクをつなぐ代表盤

The Crusaders / 1976 / ABC / Blue Thumb

Those Southern Knights

★★★★★

Jazzfunk、フュージョンのグループといえば、まずThe Crusadersを挙げる方も多いかもしれません。1976年の作品で、全体的にファンキーでジャジーな雰囲気の楽曲が多く収録されています。 特に「Keep That Same Old Feeling」は、メロディ、ファンクネス、ジャジーなフィーリング、ポップさが融合したミディアムナンバーです。多くのブラックミュージックに影響を与え、新旧問わず多くのミックステープにも収録されてきた、ジャズファンク入門として外せない一曲です。

  • フュージョン寄りのジャズファンクから入りたい人
  • メロディとファンクネスのバランスを重視したい人
  • ミックステープ文脈の定番曲を聴きたい人
SIDE 04 軽快さと泥臭いファンクネスを併せ持つサックス名盤

Grover Washington Jr. / 1978 / Motown

Reed Seed

★★★★★

1978年に発表された、サックス奏者Grover Washington Jr.による作品です。Grover Washington Jr.らしい軽快でファンキーな、AORにも近い雰囲気を持つ楽曲が多い一方で、作品中でも特にジャズファンク色の濃い「Loran's Dance」が収録されています。 「Loran's Dance」は、泥臭いファンクネスが漂うタイトなミディアムナンバーです。Blue Noteのファンクネスにも通じるようなブラックネスがあり、聴きやすさと濃さの両方を感じられる一枚です。

  • サックスが主役のジャズファンクを聴きたい人
  • AORに近い軽快さも楽しみたい人
  • 黒く泥臭いミディアムファンクが好きな人
SIDE 05 Herbie Hancock以降の濃密なジャズファンク名盤

The Headhunters / 1977 / Arista

Straight from the Gate

★★★★★

Herbie Hancockとの活動で知られるThe Headhuntersによるジャズファンク作品です。全編を通して、技術力と緻密な演奏力、そして他にはないオリジナリティを感じられる楽曲が並びます。 アルバムタイトル曲「Straight from the Gate」は、空間を生かしたシンプルな構成の中で、音色の魅力を最大限に引き出しながら、タイトで多重な音像を作る一曲です。レアグルーヴやジャズファンクでも有名なファンクネスの強い楽曲も含め、ブラックミュージック史に欠かせないジャズファンクアルバムとして一聴する価値があります。

  • Herbie Hancock周辺のジャズファンクを掘りたい人
  • 緻密な演奏と強いファンクネスを同時に聴きたい人
  • レアグルーヴ文脈でも重要な一枚を押さえたい人

First Listen

まず1曲だけ試すなら

まず雰囲気を掴むなら、Ramsey Lewis「Jungle Strut」、Kool & The Gang「Summer Madness」、The Crusaders「Keep That Same Old Feeling」、Grover Washington Jr.「Loran's Dance」、The Headhunters「Straight from the Gate」から聴くと、ジャズファンクの明るさ、メロウさ、黒さ、フュージョン感を短時間で比較できます。

Summary

まとめ

70年代Jazzfunkを初心者が聴くなら、まずは曲の輪郭が分かりやすく、グルーヴの違いを掴みやすい作品から入るのがおすすめです。Ramsey Lewisの明るくソウルフルな感覚、Kool & The Gangのメロウでファンキーな演奏、The Crusadersのフュージョン感、Grover Washington Jr.のサックスを中心にした黒いミディアムグルーヴ、The Headhuntersの緻密で濃いファンクネスを聴くと、ジャズファンクの入口がかなり見えやすくなります。

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