Artist Guide
Donald Byrd
ハードバップの端正なトランペットから、メロウでファンキーなBlue Noteサウンドまで。Donald Byrdは、ジャズをソウル、ファンク、ヒップホップ以降へ大きな影響を与えたブラックミュージック史の重要なトランペット奏者です。
Introduction
音楽性と歩み
Donald Byrdは、ハードバップ期から活躍したアメリカのトランペット奏者です。Art Blakey周辺やBlue Noteでの録音を通じて、端正で歌心のあるトランペットを聴かせ、ジャズの中心的な流れの中で確かな存在感を示しました。
70年代に入ると、『Black Byrd』『Street Lady』『Stepping Into Tomorrow』『Places and Spaces』といった作品で、ジャズ、ソウル、ファンクを取り込んだ独創的な音楽で人々を魅了しました。コーラス、シンセベース、ワウギター、トランペットのメロディが一体になったこの時期のサウンドは、Blue Noteのジャズファンクを象徴するものです。
Donald Byrdの70年代作品は、レアグルーヴ、ヒップホップ、クラブミュージックの文脈でも再評価が続き、アルバム単位で聴くと、ジャズがダンスミュージックやR&Bへ開かれていく流れ、そしてサンプリング以降のブラックミュージックにいかに多くの影響を与えたか見えてきます。
Albums
まず聴きたい代表作
音楽性の変化が分かる代表作を5枚選定しています。
A New Perspective
ハードバップ期のDonald Byrdを知る重要作。ゴスペル的な合唱とジャズの演奏が重なり、後のソウルフルな方向性にもつながる入口になります。
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Black Byrd
Mizell Brothersとの決定的な転換点。ファンクのリズム、メロウなアレンジ、トランペットの歌心が一体になった、Blue Noteジャズファンクの代表作です。
Street Lady
『Black Byrd』の流れを受け、より都会的で濃いファンク感を見せる一枚。Mizellサウンドのしなやかなグルーヴを深く味わえます。
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Stepping Into Tomorrow
スペーシーでメロウなジャズファンク名盤。「Think Twice」を含み、サンプリング文脈でも語られる洗練されたBlue Noteクロスオーバーです。
Places and Spaces
「Wind Parade」「Places and Spaces」を含む代表作。ソウルフルでファンキー、かつアルバム全体が流れるように聴けるBlue Noteジャズファンク最高峰の一枚です。
Recommended Features
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このアーティストを探る入口
細かく分けすぎず、作品を横断して聴くための主要な軸だけを置いています。
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