アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト発祥のモータウン(Motown Records)は、1960年代から1970年代の世界のポピュラーミュージックの中心として、ダイアナ・ロス&シュプリームスやスティービー・ワンダー、ジャクソン5、フォー・トップス、マーヴィン・ゲイ、スモーキーロビンソン&ミラクルズ、テンプテーションズ、コモドアーズなどを中心としたミュージシャンによって世界的な名声を得た名門レーベルである。ソウル、ファンク、ジャズ、ブルース、ゴスペルといった音楽性を中心とした自由で活き活きとしたリズムとグルーブは、当時世界的人気を博していたビートルズを中心としたロック勢にも多大な影響を与えた。今でもその音楽性は、現代のミュージックの根底にありスタンダードそのものである。今から50年以上もの音楽性は今聴いても時を超越した眩い音楽性を持つ。スタンダードなものからあまり知られていない名曲まで、今回はそんな伝説的モータウンの楽曲とアーティストをいくつかを紹介してみたいと思います。どなたかの新しい発見となれば幸いです。
Willie Hutch / The Mack
Willie Hutch
The Mack
レーベル : MOTOWN
評価 :
1970年〜1980年代にモータウンで活躍した名プロデューサーのウィリー・ハッチが、1973年に発表されたブラックスプロイテーション映画のために書き下ろしたサウンドトラックでmotownから発表された。ソウルフルで、ファンキーな楽曲に溢れた名盤で、時を超えた輝きを放つ。「theme of the mack」はムーディーなイントロが美しく、続く展開が疾走感溢れるファンキーな一曲だ。「I choose you」のような聞き逃せないミディアムファンクや、穏やかでメロディアスなソウルナンバーの「Now that it’s all over」などwillie hutchにしか出せない素晴らしい楽曲がずらりと並んでいる。70年代のモータウンサウンドの文句なし名盤の一枚です。
【商品紹介】
EDDIE KENDRICKS / PEOPLE… HOLD ON
EDDIE KENDRICKS
PEOPLE… HOLD ON
レーベル : MOTOWN
評価 :
Gang StarrやJ Dilla、Pete Rock & CL Smoothなど数々のレジェンド的ヒップホップミュージシャンからサンプリングされた名盤で、The Temptationsの主要メンバーのEDDIE KENDRICKSの1972年の作品。
Pete Rock & CL SmoothのGood Lifeでサンプリングされた「Girl You need change of mind」やJ Dilla のDonutsでもサンプリングされた「My People… hold on」、Ghostface Killarを始め数々の楽曲で使用された「Just Memories」など期待を裏切らない内容で、ブラックミュージック史に刻まれたソウル、ファンクミュージックの名盤の一つ。名門Motown Recordsからの発売です。
【商品紹介】
Marvin gaye / trouble man
Marvin gaye
trouble man
レーベル : Tamla motown
評価 :
1972年にマーヴィン・ゲイによって発表されたブラックスプロイテーション映画のサウンドトラックです。ストリングスと管楽器が織りなすムーディーで美しい「Main title from trouble man」、浮遊感とタイトでグルーヴィなドラムが印象的な「“T”plays it cool」、リバーブ掛かるマーヴィン・ゲイのブルージーなソウルが堪能できるタイトル曲の「trouble man」など、当時の陰鬱な雰囲気を残しつつ、珠玉のグルーブが詰め込まれたモータウン名盤の一枚で、今では再現が不可能な程重厚でオリジナリティ溢れる珠玉のファンク・ソウルが詰め込まれたモータウン名盤の傑作です。
【商品紹介】
Willie Hutch / Foxy Brown
Willie Hutch
Foxy Brown
レーベル : MOTOWN
評価 :
70年代の黒人映画を代表するブラックスプロイテーションのFoxy Brownのサウンドトラックであり、最高峰のファンク・ソウルが詰まった一枚。モータウンレコードから1974年に発表されています。ジャケットのアートワークも今でも影響を与え続けるほど、文句なしのブラックミュージック、サンプリングネタ、レアグルーブとして今でも輝きを放つ。美しいストリングとオルガンの旋律がメローな「Hospital Prelude of love Theme」、ソウルフルでミディアムメローな「Overture of Foxy Brown」、サンプリングネタとしても人気な「Ain’t That (Mellow, Mellow)」、タイトなドラムとストリングス、スリリングな上ネタがグッドな黒ファンク「Out There」など、当時のセンスが結集したソウルフルで素晴らしいファンクミュージック名盤です。
【商品紹介】
Marvin gaye / I want you
Marvin gaye
I want you
レーベル : MOTOWN
評価 :
Leon wareがプロデュースに参加した作品で、非常にmellowなファンクネスに彩られた作品。ブラックスプロイテーションを彷彿とさせる展開で、ジャケットのデザインも含めて今でも多くに影響を与えている一枚。アルバムタイトル曲の「I Want You」を始め、「I Wanna Be Where You Are」、「All The Way Around」などメロディアスで珠玉のグルーブが揃い踏みだ。間違いなくモータウンを代表する名盤の一枚で、現代のブラックミュージックに深い影響を与えた一枚だ。
【商品紹介】
stevie wonder / innervisions
stevie wonder
innervisions
レーベル : tamla motown
評価 :
1973年にタムラ・モータウンより発表されたスティービー・ワンダーの16枚目のオリジナルアルバムです。アルバム一曲目からファンクネスが炸裂、スティービー・ワンダーにしか出せないメロディアスでユニークな展開が楽しい「too high」で幕開け、続く「visions」は、終始ドリーミーで幻想的な展開が美しい名曲だ。モータウンらしいミディアムテンポのファンクネスを持つ「golden lady」など、非常に豊かな音楽性で、これからもブラックミュージックの礎となり聞き継がれていくだろう一枚。様々なアーティストからリスペクト受けるのも納得の内容を確信できるだろう。
【商品紹介】
Marvin Gaye / What’s going on
Marvin Gaye
What’s going on
レーベル : motown
評価 :
黄金期のモータウンサウンドを代表するマーヴィン・ゲイによる作品で、今聴いても色褪せないソウルフル&ファンクネスを随所に感じる事ができる。ブラックミュージックの礎を築くソウルアルバムといっても過言ではないほど完成された歴史的モータウン面盤の1枚。知らない者がいないほど、全世界的な名曲として有名なタイトル曲の「What’s going on」、ピースフルな中にある太いファンクネスとモータウンらしいメロディアスな展開が最高な「Marcy Marcy me」、サンプリングライクな隠れ黒ファンクの「inner city blues」など一家に1枚常備する必要のあるモータウン名盤のなかでも最高峰の一枚です!
【商品紹介】
Natural high / commodores
commodores
Natural high
レーベル : MOTOWN
評価 :
ノリノリなフィーリングが最高にクールなコモドアーズの1978年にモータウンから発表した作品だ。今作もアクセル全開のファンクネスとメローな側面が絶妙に合わさった素晴らしい出来栄えとなっている。
ファンクネス全開のフロアライクな「such a woman」、歌唱が冴えるメローなバラードナンバーの「say yeah」、控えめなイントロから徐々に色味を増す歌唱が魅力的な「visions」、チョッパーなベースが最高にグルーヴィな「x-rated movie」など聞き所満載な好内容で、70年代のモータウンサウンドを堪能できる名盤だ。
【商品紹介】
supremes / Meet the supremes
supremes
Meet the supremes
レーベル : MOTOWN
評価 :
女性グループのソウルミュージック、モータウンミュージックの最高峰であり、時代を超えて愛されるマストな一枚だ。
ソウルフルで、ゆるいフィーリングが最高にグッドで癖になる「you heart belongs to me」、太くグルーヴィな歌唱が素晴らしいバラード・ナンバーの「Baby Don’t go」など、モータウンミュージックにはソウルミュージックとブラックミュージックの礎が築かれていると思わせるに足る、オールディーズで、オールタイムバッチリなモータウンミュージックの最高峰だ。
【商品紹介】
Don’t cha love it / the miracles
the miracles
Don’t cha love it
レーベル : MOTOWN
評価 :
スモーキー・ロビンソンが在籍していたことでも知られるグループで、彼が脱退後の3枚目の作品です。スモーキーいなくとも、モータウンらしいすばらしいgrooveに仕上がっています。
全編に渡り軽快なフィーリングが楽しい内容で、ソウルフルでファンキーなモータウンサウンドを堪能できます。一曲目は、mellowでgroovyな隠れた名曲の「keep on keepin’ on」、テンプテーションズのようなグルーブを持ちながら、ストリングスが混ざる、抑揚ある歌唱が抜群にフロアライクなアルバムタイトル曲の「Don’t cha love it」、ソウルフルな歌唱が映えるメローでスウィートな「you are love」まで、最後まで余すことなく、ミラクルズの魅力を楽しめる70年代のモータウンミュージックの名盤の一枚です。
【商品紹介】
The Temptations / 1990
The Temptations
1990
レーベル : MOTOWN
評価 :
1974 年にMOTOWN RECORDSから発売されたtemptationsの作品で、ノーマン・ホイットフィールドによるtemptaionsでの作品。他を寄せ付けないクオリティで、ファンクやソウル、ジャズ、ロック、ポップスと言った音楽の枠にとらわれないオリジナルの自由な作品に仕上がっている。特に長尺の「ZOOM」は、「Papa Was a Rolling Stone」の続編のような仕上がりで、インストルメンタルな音楽としてもバッチリで、リズムだけでなくメロディも豊かな独自性が、サイケデリックな空間を演出している。「HEAVENLY」のようなスローでモータウンマナーなミディアムナンバーのような曲も充実しており、ブラックミュージックを中心としたサンプリングソースやrare Grooveとしてお薦めの一枚だ。モータウンサウンドを初めて聞くなら、まずはテンプテーションズがオススメだ。
【商品紹介】
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