1970年〜80年代にかけて日本で制作されたファンクやソウルロック、ジャズの影響を受けたスムースでAOR的要素を持ち、軽快でミディアムスローなナンバーが多く、カフェやラウンジといった場面やブラックミュージックを中心とするサンプリングソースとしても人気なジャンルである。
2000年代に入り、ブラックミュージックを中心とするサンプリングの文化が世界中で広がり、日本に数多く残されたグルーブに焦点が向けられるようになった。山下達郎や荒井由実を中心とする音楽性は、インターネットの普及により、日本に留まらず世界中のリスナー(レア・グルーブを追い求める方々)を中心に広がりを見せ、空前のシティ・ポップブームが起きるほどになっている。諸外国の影響を受けつつも、日本独自の感性で生まれたシティ・ポップは豊かな音楽性を秘めています。今回はシティ・ポップのいくつかを管理人の視点からいくつかご紹介したいと思います。どなたかの新しい音楽の発見になれば幸いです。
亜蘭知子 / 浮遊空間
亜蘭知子
浮遊空間
レーベル : warner
評価 :
シンガーソングライターである亜蘭知子が、1983年に発表した3rdアルバムで、世界が注目するシティ・ポップが収められた名盤です。「Midnight Pretender」は都会的で軽快なミディアムスローなシティ・ポップを代表する名曲で、レア・グルーヴとしても人気な一曲です。2021年に発表されたweekndのアルバムDawn FMの「Out of Time」でもサンプリング使用されており、世界的に注目を集めています。シティ・ポップを世界に広めたといっても過言ではない日本を代表するシティ・ポップの名盤です。
【商品紹介】
山下達郎 / circus town
山下達郎
circus town
レーベル : RCA
評価 :
circus townは山下達郎初のソロ・スタジオ・アルバムで、RCAから1976年に発表された。収録曲は、ニューヨークとロサンゼルスで作成されたが、作曲は全て山下達郎自身が行なっている。ドラムとベース、効果的なストリングスが際立つ都会的なソウル・ファンクナンバーの「Windy Lady」は、シカゴを代表するグループのウィンディ・シティを意識した作品のようで、非常にメロディアスでソウルフルな楽曲に仕上がっており、日本を代表するシティ・ポップの一枚として確立している名曲です。収録曲全てに置いて、オリジナルの感性で生み出された唯一無二の音楽性を確立している名盤です。
【商品紹介】
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