Groove Shinin' Music Guide

Lo-fi Hiphop オススメアーティスト特集 洋楽・邦楽

90年代の黄金期ヒップホップを軸にしながらもソウルフルでjazzy、Lo-fiを効かせたサウンドは、空前のLo-fiブームとして全世界で大きな影響力を持つ一代ジャンルとして確立されつつある。日本を代表する今は亡きnujabesのサウンドプロダクションは、10年以上経つ今でも影響力が強い名盤として、多方面のリスナーから認知されている。エフェクトを効かせたサウンドでチルアウトやBGM、イージーリスニングといった要素が強く、聞きやすくカフェやラウンジといったあらゆる場面で通用する音楽性を持つ。ローランド社の名機であるsp404シリーズやBOSS社のDr.Samplerといったサンプラーは、lo-fiサウンドを作る上で欠かせない機材で、ビートライブなどにも多様できる程に感覚的、即興的に操れるほどあらゆる制作現場で取り入れられている。今回はそんなLo-fiブームを引率する様々なアーティストを紹介してみたいと思います。どなたかの新しいlo-fiミュージックの発見になれば幸いです。

Listening Points

聴きどころ

90年代のHIPHOPの影響を受けつつ、チルでmellowな楽曲が豊富にあります。サンプラー、SP-404のような機材が代表的で、シンプルなループが生み出す浮遊感のあるビートが特徴的です。とくに近年世界中でnujabesの世界観が受け入れられています。

Album List

名盤一覧

SIDE 01 日本語ラップ以降のLo-fiビートを掴む入口

GREEN ASSASSIN DOLLAR / APHRODITEGANGHOLDINGS

EAR WAX BEATTAPE

★★★★★

ジャパニーズヒップホップアーティスト、舐達麻のトラックメーカーとして知られるGREEN ASSASSIN DOLLARは、Nujabesライクなチルアウト感とLo-fiなヒップホップビートで注目を集めています。特に舐達麻の「floatin」はYouTubeでも大きく広がり、日本語ラップの中心的な文脈の中で多くのリスナーに認知されました。日本のLo-fi / Jazzy Hiphopを今の耳で聴きたい人にとって、外せないトラックメーカーの一人です。

  • 日本語ラップとLo-fiビートの接点から入りたい人
  • チルアウトで煙たいビート感が好きな人
  • SP-404系の質感を感じるトラックを聴きたい人
SIDE 02 Lo-fi / Jazzy Hiphopの精神的ルーツ

Nujabes / Hydeout production

Modal Soul

★★★★★

Nujabesは、日本を代表するヒップホッププロデューサーの一人で、チルアウト色の強いジャジーなトラックを得意としました。Shing02との「Luv(sic)」シリーズは、90年代以降のアンダーグラウンドなJazzy Hiphopのバイブル的存在です。アニメ「サムライチャンプルー」のサウンドトラックでも知られ、2010年に惜しくも亡くなった後も、世界的なLo-fi Hiphopのルーツとして再評価され続けています。音だけでなく、アルバムのアートワークまで含めた独自の世界観も魅力です。

  • ジャジーでメロディアスなヒップホップが好きな人
  • Lo-fi Hiphopのルーツを知りたい人
  • チルアウトやBGMとしても聴ける名盤を探している人
SIDE 03 現行Lo-fiビートの個性を味わう一枚

knxwledge / 2020 / STONES THROW

1988

★★★★★

Anderson .PaakとのNxWorriesとしての活躍でも知られるLAのビートメーカー、knxwledgeがStones Throwから発表した作品です。90年代の空気をまといながら、ローファイを効かせたmellowでソウルフルなサウンドが持ち味。万人に届く聴きやすさがありつつ、緻密で広がりのあるビートは耳の肥えたリスナーにも刺さります。Lo-fiサウンドのムーブメントの中でも、個性的でタイトなビートが光る一枚です。

  • Stones Throw周辺のビートミュージックが好きな人
  • mellowでソウルフルなLo-fiサウンドを探している人
  • Anderson .Paak周辺からビートメーカーを掘りたい人

First Listen

まず1曲だけ試すなら

Lo-fi Hiphopの入口としては、Nujabesの透明感あるジャジーなビートから入り、現行ビートの質感を掴みたい場合はknxwledgeへ進むと流れが見えやすいです。

Summary

まとめ

Lo-fi Hiphopは、90年代ヒップホップ、ジャズ、ソウル、サンプリング文化、チルアウト感が重なったジャンルです。Nujabesをルーツとして聴き、GREEN ASSASSIN DOLLARで日本語ラップ以降の現在地を掴み、knxwledgeで現行ビートの質感へ進むと、流れが見えやすくなります。制作にも興味が出てきたら、SP-404系のサンプラーやサンプリングの考え方に進むと、音の作り方まで自然につながります。

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