Listening Points
アフロビートの聴きどころ
アフロビートは、短いポップソングのように展開を急ぐ音楽ではなく、複雑なリズム、反復するベースライン、ホーンや鍵盤の重なりでじわじわ高揚していく音楽です。Fela Kutiの作品に代表される緻密で力強いリズムは、現代のブラックミュージックやサンプリング文化にも大きな影響を与えています。
Album List
アフロビート 名盤一覧
アフロビートのおすすめ名盤をいくつかピックアップしました!
Expensive Shit
『Expensive Shit』は、1975年にFela Kutiによって発表されたアルバムです。伝統的なアフリカ音楽、ジャズ、ファンクの融合に加え、政治的な歌詞が強いことも特徴です。タイトル曲「Expensive Shit」は、総勢10名以上のAfrica 70 Bandが生み出す重厚で複雑なリズムと、Fela Kutiを象徴するエレピが映える13分の長編曲です。 「Water No Get Enemy」は、現代でも多くの影響を与える楽曲の一つで、Pete Rockを中心とするさまざまなアーティストからサンプリングされるほど人気の高いファンキーでスムースなナンバーです。アルバム全体を通して、アフリカのリズムにジャズやファンクの影響を加えたFela Kuti独特の音楽性が分かる、ジャンルレスに愛されるアフロビート名盤です。
Love and Death
『Love and Death』は、ガーナ出身のミュージシャン、Ebo Taylorによる2010年のアルバムです。ガーナの伝統的なハイライフ・リズム、アフロビート、ファンクが融合した非常にファンキーな内容です。 中毒性のある鍵盤の音色とキャッチーなホーンが特徴的な「African Woman」、疾走感の中にEbo Taylorのソウルフルなボーカルが映えるタイトル曲「Love and Death」など、ギタープレイとホーン隊のリフが楽曲に深さと複雑さを加えています。ガーナを代表する巨匠のアフロビート名盤です。
Alewa
『Alewa』は、Santrofiによる2020年のアルバムです。伝統的なハイライフ音楽とファンクを融合させ、70年代の雰囲気も持つ現代版アフロビートを構築しています。 タイトル曲「Alewa」は、美しいギターの音色と厚みのあるホーンがメロディアスに響き、「Kwaa Kwaa」はベースが楽しいファンキーなアフロビートに仕上がっています。70年代直系のサウンドでありながら、陽気で楽しいガーナ産アフロビートを満喫できる作品です。
First Listen
まず1枚だけ試すなら
アフロビートの核心をつかむなら、まずはFela Kuti, Africa 70『Expensive Shit』が分かりやすいです。長尺の反復、強いリズム、ホーンと鍵盤の重なり、政治性まで含めて、アフロビートという音楽の濃さを体感しやすい1枚です。
Summary
まとめ
アフロビートは、アフリカのリズム、ジャズ、ファンク、社会性が混ざった、非常に強いグルーヴを持つ音楽です。Fela Kutiで原点を押さえ、Ebo Taylorでガーナのハイライフやファンクとの接点を聴き、Santrofiで現代のアフロビートなどアフロビート特有のリズム感や感覚が馴染んできます。
Related Topics
アフロビートから広げる黒いグルーヴ
ファンク、レアグルーヴ、ジャズファンク、スピリチュアルジャズへ進めます。
Related Flow
あわせて読みたい
この記事に興味のある人へ向けた近い記事をまとめます。
オススメ Rare Groove(レア・グルーヴ) 洋楽 名盤 特集 pt.1
お薦めスピリチュアル・ジャズ(spiritual jazz)洋楽・名盤特集
オススメ 70年代ファンク(Funk)ミュージック・洋楽・名盤特集 part.1
Blue note(ブルーノート)産 ジャズファンク 洋楽・名盤特集