オーディオインターフェイスを使うことで楽曲制作の幅が格段に変わります。各社DAWのソフトウェア音源だけでなく、ハード機材を組み合わせたオリジナルの楽曲を制作するためには必ず必要になる機材です。
オーディオインターフェイスとは?
簡単に言えば、外部機材の音源をPCに取り込むことが可能(ギター、ボーカル、シンセサイザー等)で、midiインターフェイス機能が搭載されていれば従来のキーボードをmidiキーボードとしても利用することができるDTMに必須の機材で、これ一台さえあればその場を簡易的なレコーディングスタジオへと早変わりさせることができます。場所を選ばす湧き出したインスピレーションをその場で形にすることができるようになるでしょう。
オーディオインターフェイスの仕様
オーディオインターフェイスには様々な種類のものがありますが、今回はsteinberg UR22mkIIに代表されるような2基のMIC/LINE 1/2 端子 (XLR/TRS コンボ)を有するもので、midiインターフェイス機能を搭載したタイプのものを参考にして使い方やそれぞれの役割に関して解説したいと思います。大抵のオーディオインターフェイスに共通する箇所が多いと思いますので、選ぶ際の参考にして頂けますと幸いです。
機能説明 − フロントパネル部 −
解説
❶MIC/LINE 1/2 端子 (XLR/TRS コンボ)・・ボーカル・ベース・エレキギターなどをモノラルで録音できます。シンセサイザーなどの楽器をステレオ録音したい場合は2基のTRSコンボを使用します。
❷GAIN・・入力した音源の音量や歪みの調整などの全体的な入力レベルの調整ができます。
❸HI-Z (ハイインピーダンス)・・入力抵抗が大きいギターやベースなどを録音する場合に使用します。
❹PHONES 端子
❺DAW側の再生音と入力音のバランスを調整できる(steinberg UR22mkIIだけの特殊な機能のようです)
❻PHONES 端子に接続したヘッドホンの音量を調整します
❼モニタースピーカー等への出力レベルを調整します
機能説明 − リアパネル部 −
解説
❶POWERSOURCEスイッチ・・左右スライドさせることでバスパワーか5V DCのいずれかの電源供給を選択できます。
❷5V DCで電源を供給することができます。
❸PCと繋ぎ、バスパワー駆動させオーディオインターフェイスと連動したDTM環境を構築します。
❹midi端子・・midiケーブルを使用して外部機器とMIDI接続することが可能です。
❺モニタースピーカー等に接続し出力します。
❻ファンタム電源に対応させる場合に「ON」にします。
終わりに
オーディオインターフェイスを使用することで幅広い楽曲制作が可能になり、機材の制限なく自由な楽曲制作ができるようになります。せっかく購入したのに思ったことが実現できない。。と嘆くことが無いように事前に機能について知っておくことは大切なことです。今回ご紹介したオーディオインターフェイスはヤマハsteinberg UR22mkIIですが、他社から発売されているオーディオインターフェイスについても今回ご紹介した機能が標準で装備されているものがほとんどですので、DTM環境を構築する際のご参考にしていただければと思います。
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