90年代のヒップホップの創明期よりいち早くバンドスタイルのヒップホップを確立し、全世界にその名を知らしめたフィラデルフィア出身のヒップホップバンドのThe Roots。ドラマーのQuestlove(クエストラブ)とラッパーのblack thought(ブラックソート)を中心とした生音ベースのヒップホップサウンドは、70年80年代のファンクやソウル、ジャズ、ロックといった音楽を昇華し、稀有な才能と感覚で現代のヒップホップでそれを体現している。唯一無二のオリジナルヒップホップのを生み出している。
Jazzyで洗練された音楽性はHIPHOP愛好家だけにとどまらず多方面のミュージックラバーから支持を集めている。
The Roots|Do You Want More?!!!??!
The Roots
Do You Want More?!!!??!
レーベル : Geffen
評価 :
1995年に発表された2ndアルバムで、questloveのタイトなドラムやウッドベース、エレピなどの生楽器を中心としたサウンドは、終始Jazzyなサウンドが満載の傑作アルバムで中毒性の高いHIPHOPサウンドとなっている。
うねるベースとエレピの音色がJazzyな「Proceed」、最高にmellowでchillな「mellow my men」、タイトなドラムとファンキーなベース、オルガンの音色が最高なファンキーNo.「You Ain’t Fly」、揺れるエレピが心地良い「Silent Treatment」など全編を通してmellowでchillな楽曲が満載です。2020年に入っても通用するサウンドプロダクションは、これからも聞き継がれていくHIPHOP名盤の一つ。
The Roots|ILLADELPH HALFLIFE
The Roots
Do You Want More?!!!??!
レーベル : Geffen
評価 :
2ndアルバムDo You Want More?!!!??!の翌年1996年に発表されたアルバムで、さらに洗練され深みを増した3rdアルバム。
femaleラッパーのbahamadiaをフューチャーしたタイトなドラムと揺れるエレピが高相性な「Push up the Lighter」
変則的なドラムと逆再生的な上ネタが病みつきな「panic!!!!!」
George benson的なギターの音色が心地良い、都会的なmellowさを持つ「what they do」
浮遊感溢れるLazyでBPMアンダー90な「 The Hypnotic」など濃密なHIPHOPサウンドが詰まっています。間違いなくHIPHOPミュージックの金字塔で、The Rootsを代表する名盤の一枚!
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