ジャズにおけるピアノの重要性は高く、現にピアノを中心としたトリオで構成させる楽曲が数多く残されています。またビル・エヴァンスやセロニアス・モンク、アート・テイタム、チック・コリア、アーマッド・ジャマルといったジャズ界のレジェンドピアニストが数多く存在しており、零れ落ちるほど美しい音色と自由なリズムから生み出される楽曲は、ムーディーでリラックスした空間を演出してくれます。気まぐれに、場所を選ばず、ふと自分に寄り添う楽曲がピアノジャズの醍醐味で、何十年もの時が経っても色褪せない楽曲がそこにはあります。今回はそんなピアノジャズを堪能できる、オススメのジャズピアニストと名盤をいくつか紹介してみたいと思います。どなたかのjazz pianoの発見になれば幸いです。
Ahmad jamal / the awakening
Ahmad jamal
the awakening
レーベル : Impulse!
評価 :
非常にメロディアスで、光るフレーズが随所に散りばめられたarmad jamalを代表する一枚です。流麗なピアノ演奏は数多くのアーティストを虜にし、過去から現在に至るまでブラックミュージックに計り知れない影響を与えたピアノジャズ名盤の一枚。都会的で洒落た空間は、バーやリラックスした時間にピッタリな音楽で、初めてジャズを聞くといった方にもお勧めな内容となっています。
red garland / Misty Red
red garland
Misty Red
レーベル : Timeless
評価 :
マイルス・デイビスのグループで活躍したレッド・ガーランドが、1982年にLAで録音し発表したアルバムで、その場にそっと溶け込むような寄り添う穏やかな音色が心地良いジャズ・ピアニストのred garlandによる作品です。一音一音の音粒の際立ち、メロディアスで無駄のないプレイは安定感抜群で、ブルージーで哀愁漂うクールな名演が最高な「Misty」、極上にお洒落で空間に溶け込む「Over the rainbow」などレッド・ガーランドのピアノジャズを堪能することができる名盤の一枚です。
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