お薦めNeo Soul(ネオソウル)洋楽・名盤特集 vol.1

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ソウルフルでジャジー、ヒップホップ的なリズムとグルーヴィな音楽性を有し、オーガニックで生音重視のサウンドは、非常にリラックスしたもので、2000年以降のブラックミュージックでスタンダードとなりつつある。古くからはディアンジェロが引き合いに出され、共にソウルクエリアンズ(Soulquarians)のメンバーとして活躍したa tribe called quest のq tipやj dilla 、the roots のクエストラブ、コモンといった錚々たるメンバーによって世界的に大きな影響を与えた。90年代のグルーブを纏いつつ、現代の最新の制作環境によって飛躍的に認知度を高め人気を集めている。今回はそうしたネオソウルの魅力を紹介するいくつかの楽曲を紹介したいと思います。どなたかの新しい音楽の発見になれば幸いです。

dinner party / enigmatic society

ENIGMATIC SOCIETY [帯・日本語解説付国内仕様盤]

dinner party 

enigmatic society

レーベル ‏ : ‎ SOUNDS OF CRENSHAW

評価 : 5.0

“The Enigmatic Society “は、カマシ・ワシントン、テラス・マーティン、ロバート・グラスパー、9thワンダーが参加するジャズ・スーパーグループ、ディナー・パーティーのアルバムです。ジャズ、ヒップホップ、R&Bの融合で高い評価を得ており、スムーズで聴きやすいネオソウルを追求している。

PVもゆるくmellowでファンキーな「Insane」、9th wonder のタイトで光るサンプリングがグッドな「For Granted」、ロバート・グラスパーの洒落たピアノの音色が響く「Answered Player 」などプレーは控えめながらも適材適所に音色が広がり、聴きやすいフィーリングに満ち溢れたインストルメンタル・ヒップホップであり、最先端のアーティストたち夢の共演が実現したネオソウルとしてもオススメな一枚だ。

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Anderson paak feat Free Nationals / Free Nationals

FREE NATIONALS [帯・日本語解説付き国内仕様盤]

Anderson paak feat Free Nationals

Free Nationals

レーベル ‏ : ‎ EMPIRE

評価 : 5.0

2019年に発表された作品で、生音ベースのサウンドを堪能することができる。ソウル、ファンク、ジャズ、ヒップホップなどありとあらゆるブラックミュージックの要素が混ざり合った傑作で、70年代のファンクやソウルマナーに沿った太いグルーブと最新のサウンドが新しい新境地を開拓している。

グラミー賞を獲得したBruno marsとのユニットで活躍するアンダーソン・パークを筆頭に、一流の演奏隊によるオーガニックでありながらファンキーなサウンドは、現代のミュージックシーンの最前線且つオーセンティックなサウンドそのものである。R&Bやchill out、HIPHOPが好きな方はど真ん中間違いない内容だろう。新時代のNEO SOUL(ネオソウル)の大本命といっても良いほどの出来栄えだ。

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FREE NATIONALS [帯・日本語解説付き国内仕様盤]

Anderson paak feat Free Nationals / Free Nationals

Nxworries / yes lawd!

YES LAWD! [Analog]

Nxworries

yes lawd!

レーベル ‏ : ‎ stones throw

評価 : 5.0

稀代のトラックメーカーで、ネクストj dilla、madlibとも称されるほど、現代にフィットした先進的な感覚で時代の最先端のビートを提供しているビートメーカーknxwledgeとグラミー賞を受賞したsilk sonicとしての活躍やfree nationalsとのセッションなどでも華々しく表舞台で活躍する現代のスーパースターのアンダーソン・パークの二人によるユニットの作品で、2016年に発表された。

メロディアスでオーガニックでありながら、サンプリングの要素を多分に含んだ、オールタイムグッドなビートが満載だ。とりあえず聞けば分かる最先端のネオソウル名盤としてオススメです!!

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Hiatus Kaiyote / choose your weapon

CHOOSE YOUR WEAPON

Hiatus Kaiyote

choose your weapon

レーベル ‏ : ‎ masterworks

評価 : 5.0

ハイエスタス・カイヨーテはオーストラリアのメルボルンで結成された現代のネオソウルを代表するユニットで、非常にグルーヴィでソウルフル、ネオソウルを代表する、オーガニックで緻密なサウンドが現代にフィットしている。

多様な電子機材と生楽器が融合し、チルアウトにピッタリのリラックスした楽曲も多く収録されている。ジャズやソウル、ファンク、ヒップホップ、R&Bといったブラックミュージックを汲んだ最前線のサウンドを楽しんでほしい。お薦めするネオソウル名盤の一枚です。

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Thundercat (サンダーキャット)|It Is What It Is

It Is What It Is [解説・歌詞対訳 / ボートラ追加収録 / 国内盤] (BRC631)

サンダーキャット( Thundercat )

『It Is What It Is』

レーベル ‏ : ‎ BEAT RECORDS / BRAINFEEDER

評価 : 5.0

サンダーキャット( Thundercat )は、アメリカ・ロサンゼルス出身のミュージシャン。ベーシスト/ボーカリスト/プロデューサーの作品で、現代のスーパーベーシストの1人。2000年代以降のネオソウルのムーブメントの中でも注目を集めるアーティストの一人だ。

アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とするブレインフィーダー(Brainfeeder)と関わりがあり、フライングロータスといった現代の音楽シーンの中心人物とも関わりが深く、HIPHOPを中心とはするがジャンルを軽く跨ぎ幅広く層に指示を受けている。特に今作の中の一曲「Dragonball Durag」はファンキーなベースラインにサンダーキャット(Thundercat )自身のボーカルが絶妙で、全体的にオーガニックさとアナログ感を残しつつ、超絶ベースから広がりのあるrelaxした楽曲までトータルして文句のないいます!新時代のNEO SOUL名盤としてふさわしい一枚です。

【商品紹介】

It Is What It Is [解説・歌詞対訳 / ボートラ追加収録 / 国内盤] (BRC631)

Thundercat (サンダーキャット|It Is What It Is

Silk Sonic / An Evening with Silk Sonic 

AN EVENING WITH SILK SONIC

Silk Sonic

An Evening with Silk Sonic

レーベル ‏ : ‎ Aftermath

評価 : 5.0

Bruno Mars と Anderson .Paak からなるユニットで、ファーストアルバムである。70年代のクラシック・ソウルを彷彿とさせるサウンドは、2020年代の音楽シーンで瞬く間に広まり、現代を代表するネオソウル・ムーブメントの立役者となった。

シングルとして発表された、「leave the door open」は、70年代のフィーリングを残しつつ、最新の音源を合わせた極上のスウィートソウルであり、2022年間最優秀レコードを受賞した傑作だ。現代のスーパーベーシストのサンダーキャットやブッツィー・コリンズなども参加する現代を代表するネオソウル名盤としてお勧めです!

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AN EVENING WITH SILK SONIC

Silk Sonic / An Evening with Silk Sonic 

TOM MISCH / GEOGRAPHY

Geography [輸入盤CD / デジパック仕様] (BTG020CD)_541

Tom misch

geograpfy

レーベル ‏ : ‎ Beyond the Groove

評価 : 5.0

2018年に発表されたトム・ミッシュによる作品で、彗星の如く現れたYouTube・DTM世代で大注目のアーティストだ。youtubeではその才能を遺憾無く発揮し、各種楽器を自由に操り瞬時に作曲してしまう様は非常に天才的で、メロディアスなギタープレイを中心に、非常にソウルフルなグルーヴィに溢れ、自由なリズムで空間を彩る。

早速2000年代以降のダンスクラシックとして名高い「lost on paris」やヒップホップ界のレジェンドであるデ・ラ・ソウルをフューチャーした都会的でリラックスした「it runs through me」などお洒落な楽曲が揃うネオソウル名盤として相応しい1枚だ。スティーヴィー・ワンダーの「isn’t she lovery」の美しいギタープレイも聴きどころだ。

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AUGUST GREENE / Common, Robert Glasper and Karriem Riggins

August Greene

AUGUST GREENE

Common, Robert Glasper and Karriem Riggins

レーベル ‏ : ‎ オーガスト・グリーン

評価 : 5.0

ジャズ・ピアニストとして不動の人気を誇るDr.ロバート・グラスパーとジャズドラマーとしてジャズ界とヒップホップ界を跨ぎ活躍するカリーム・リギンス、90年代から最前線で活躍する孤高のリリシストのコモンの3人によって結成された現代最高のバンドです。

ヒップホップを軸としながらも、オーガニックで洗練されたネオソウルを堪能する事ができる。3者匠の良いとこ取りの説明不要の完成度で、現代最高のジャズヒップホップ、ネオソウル名盤の一枚だ。

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robert glasper experiment / black radio recovered

ブラック・レディオ・リカヴァード・ザ・リミックス

robert glasper experiment

black radio recovered

レーベル ‏ : ‎ blue note

評価 : 5.0

ジャズ・ピアニストでプロデューサーのロバートグラスパーによるfirst album「black radio」を本人のロバートグラスパーを筆頭に、トラックメイカーの9th wonderやPete rock、mosdef、エリカ・バデュー、the rootsのクエストラブ等ブラックミュージック界のトップを走るスター達によってリミックスした一枚。アルバム最後にはdillaludeと題し、j dillaへの愛が込められたロバートグラスパー自身のバンドであるrobert glasper experiment名義による演奏が収録されている。

すでに2000年代以降を代表するヒップホップクラシックの1枚としても認知され、生音ベースのオーガニックなサウンドに仕上がっている。濃密なファンクネスの中にソウルフルでジャジーな要素が融合した、ジャンルを跨ぎ聞き飽きないサウンドに仕上がっている。全ミュージックラバーにお薦めするヒップホップとしてもネオソウル的な側面からもお薦めできる作品です。

【商品紹介】

ブラック・レディオ・リカヴァード・ザ・リミックス

robert glasper experiment / black radio recovered

Young Gun Silver Fox / Canyons

Canyons

Young Gun Silver Fox

Canyons

レーベル ‏ : ‎ Légère

評価 : 5.0

DTMを中心とする電子音楽が蔓延する現代で、ここまで70年代・80年代フィーリングを持ったオーセンティックな楽曲をリアルタイムで聞くことができるとは思わなかった。

2020年に発表されたYoung Gun Silver Foxによる作品で、往年のAORやクラシックな70’s ソウルミュージックが好きなら絶対に聴いてほしい。新時代のソウルミュージック(ネオソウル)の大本命だ。Bobby Calledwell直系のスウィートボイスで、生音ベースのメロディとリズムが非常に現代的且つ普遍的な作品に仕上がっている。

特にMVにもなっている「KIDS」は、BPM90前後のスムースでミディアムなメロディが70年代、80年代的であり、間違いなく現代のポップスミュージックの最高峰と言っても過言でない。ディスコ好きなソウル、ファンク、ポップス、city popsが好きなら是非一度聴いてもらいたい作品だ。2000年代以降のネオソウル名盤としてオススメします。

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Young Gun Silver Fox / WEST  END COAST

ウェスト・エンド・コースト

Young Gun Silver Fox

WEST  END COAST

レーベル ‏ : ‎ Légère

評価 : 5.0

現代のAORの最高峰Young Gun Silver Foxの伝説的1stアルバムで、ロック、ポップス、AOR、ソウル、ファンクなど多分に要素を含み、世界中のミュージックラバーを虜にした「You Can Feel It」を含むYoung Gun Silver Fox (ヤング・ガン・シルバー・フォックス)による2015年に発表された作品。カリフォルニアのwest coast feelingを感じさせるスムースでメローな楽曲が満載。マスタリング、ミキシングが完璧と言っても過言ではないほど生音重視のサウンドプロダクションで非常に楽曲の質が高い。新時代のネオソウルの第一旗手として名高い存在だ。

日本で言えば、ポップでファンク、ソウル、シティソウルの要素をもつ山下達郎のもつグルーブに近いと言えるだろう。現代のミュージックシーン最高峰の突出した才能を持つduoで、まるで70年代、80年代にレイドバックしたかのような楽曲は、ジャンルと時を飛び越えてこれからも聴き継がれていくだろうマスターピースな作品に仕上がっている。老若男女構わず、生涯に一度は聞いてもらいたい作品。ネオソウル名盤として大変オススメな一枚です。

【商品紹介】

ウェスト・エンド・コースト

Young Gun Silver Fox / WEST  END COAST

Young Gun Silver Fox / Whatcha Gonna Do For Me?

ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・フォー・ミー?/ プライベート・パラダイス【7inch】 [Analog]

Young Gun Silver Fox

Whatcha Gonna Do For Me?

評価 : 5.0

donald byrdのPlaces and Spacesを彷彿とさせるジャケットがニンマリな、2020年に発表されたシングル作品で、ソウル、ダンスクラシック、ポップス、ファンク、AORファンにお薦めな、軽快でキャッチーなダンスナンバーに仕上がっている。Young Gun Silver Foxが持つナチュラルなバイブスで、洗練されたメロディーラインとグルーブは、bobby caldwellが持つようなAOR、都会的なシティポップの要素を持つ音楽性が魅力的だ。

全ての作品でハズれの無い、オーセンティックなフィーリングをもつ楽曲を投下する嗅覚には脱帽です。非常に高度で複雑な音のレイヤーながらもシンプルなグルーブをリスナーに伝える天才的なセンスをもつYoung Gun Silver Foxにはこれからも注目です。間違いないネオソウルを代表するアーティストの一人です!

【商品紹介】

ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・フォー・ミー?/ プライベート・パラダイス【7inch】 [Analog]

Young Gun Silver Fox / Whatcha Gonna Do For Me?

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