1970年代後半1980年代にかけてから一世を風靡したミュージックのジャンルで、音楽としては、踊るためのダンスミュージックとしての側面が強く、70年代の混沌とした黒く粘っこいファンクネスは鳴りを潜め、シンセサイザーや軽快なリズムを基本として、世界的な大流行を迎える大衆向けバッチリなサウンドは、一度聞けばディスコティックであるかどうか判断できるほど独特の軽快なリズムをもつ。代表するアーティストとすれば、ビージーズやスリーディグリーズ、ドナー・サマーといったアーティストからスティービーワンダーうやクインシー・ジョーンズといったアーティストにも影響を与え、この年代でしか聞くことができない作品を生み出している。現在のブラックミュージックやポップスを語る上では、避けては通れない音楽ジャンルの一つである。今回はそんなディスコサウンドのいくつかお勧め名盤を独自の目線からご紹介してみたいと思います。どなたかの新しい音楽の発見になれば幸いです。
the emotions / Rejoice
the emotions
Rejoice
レーベル : Columbia
評価 :
1980年代に全盛期を迎えるディスコブームの立役者と言っても過言ではないエモーションズが、1977年に発表した作品。ディスコブームの中心的存在であるアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)のモーリスホワイトがプロデューサーとして参加している。なんと言っても万人誰もが耳にしたことがある「Best of my love」は、USビルボードホット100とホット・ソウルソングチャートで1位に輝いたダンスクラシックとしても有名な軽快なディスコナンバーだ。「Don’t ask my neighbors」は、ソフトなAORのフィーリングを纏うmellowなバラードに仕上がっている。黎明期のディスコサウンドの最高峰で、70年代のソウルフルなファンクネスが融合する類稀な完成度を持つ作品で、商業的にも大成功した作品と言っても過言ではないディスコサウンド名盤の一枚です!
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