Listening Points
聴きどころ
90年代HipHopは、サンプリングを軸にした硬いドラム、暗く煙たいループ、鋭いラップ、街の空気を閉じ込めたような音像が魅力です。NasやMobb Deepのニューヨーク感、Biggieの存在感、RakimやLord Finesseのラップ技術を並べて聴くと、黄金期の厚みが見えてきます。
Album List
名盤一覧
The Master
1999年に発表されたラキムの2ndアルバムで DJ Clark KentやDJ premier、The 45 KING、Big Jaz(Jaz-O)などの豪華プロデューサーを招き制作された。サンプリングベースにBPM90前後のビターなビートに、Rakim(ラキム)のタイトなラップがバッチリハマった傑作アルバムです!特徴に「When I B On Tha Mic」は、Dj Premierのスクラッチがバッチリハマった疾走感溢れるトラックに、タイトなラキムのラップが好相性な90年ヒップホップクラシックだ。
Illmatic
1994年に発表された1st アルバムであるNasのアルバムで、この作品がきっかけで全世界にHIPHOPウィルスが蔓延したといっても過言ではないほどの90年代HIPHOPの金字塔的作品で、今でもオリジナルのレコードは軽く数万円単位で取引されるほどHIPHOPの歴史的遺産となっています。 プロデューサーは指折りの職人たちでDJ Premier,peterock,large professer,q-tipなどのレジェンドの面々が参加し、サンプリングをベースにしたタイトなトラックを提供しています。 Wildstyleの音源をサンプリングしたイントロから始まり、DJ Premier作の黒々しいストリートアンセム「NY state of mind」、Ahmad Jamal Trio / I Love Musicをサンプリングしたピアノの音色が美しいpeterock作の「The World Is Yours」など、当時のストリートの空気を纏った全曲歴史的なhiphop classicが詰まっている名盤中の名盤です。HIPHOP好きなら一度は絶対に聴きましょう。
Ready To Die
Nasのillmaticなどと同時期の1994年にリリースされたHIPHOP CLASSICで、プロデューサー陣にEASY MO BEEやDJPremier、DITCからLORD FINNESSなどの大物が参加したNotorious B.I.G(ノトーリアス・B.I.G.)のファースト・アルバム。全体的に当時のイーストコーストの空気が漂うアンダーグラウンドな楽曲が勢揃いで(こんなドープな曲達が当時の大衆音楽だったなんて信じられない!!)、時を超越して、これからもHIPHOPのバイブルになるであろう一枚。 オススメ曲をあげればキリが無いが中でもオススメしたいのが、ウェストコーストのようなピローなソウルトラックにbiggieのラップがバッチリハマった「Juicy」、「Big poppa」などの曲やEASY MO BEE作のハープの音色とベースラインが危ない雰囲気を作り出している「Things Done changed」。 どのトラックにも負けない存在感のあるbiggieのラップは、これからもラッパーを志す者の鏡となるに違いないだろう。文句なしのヒップホップクラシックの一枚で、90年代ヒップホップの代名詞的な傑作アルバムだ。
THE INFAMOUS
ProdigyとHavocの二人からなるニューヨークのクイーンズ出身のヒップホップグループで、Nas、Raekwon、Ghostface Killah、Q-Tipなどの豪華面々が参加したアルバムです。 エミネムが出演の映画「8mile」でも使われたストリートの危ない空気を再現するShook Ones (Part II)が収録された名盤で、他にもクオリティの高い “Survival of the Fittest”, “Temperature’s Rising”, “Give Up the Goods (Just Step)”といったシングルカットされたHIPHOP CLASSICが満載のアルバムです。 20年以上の時を超えた今でも本物のHIPHOP名盤として燦然と輝き、新世代に影響を与え続けている黒くドープな90年代HIPHOP CLASSICの一枚です。
Dah Shinin
ニューヨークのブルックリンを拠点とするヒップホップ集団のブート・キャンプ・クリック(Boot Camp Clik)のメンバーであるSmif-n-Wessun a.k.a.Cocoa Brovazのファーストアルバムで、タイトなドラムと中毒性の高いベース音が特徴的な、NYアンダーグラウンドのサウンドプロダクションでMr.Walt(ミスター・ウォルト)とEvil Dee(イーヴィル・ディー)を中心としたDa Beatminerz(ビート・マイナーズ)によって製作された90年代の黄金期のヒップホップを語る上で欠かせない1995年の作品。 HIPHOP CLASSICとして名高いMELLOWな「Bucktown」、noisyな上ネタとベースラインがベストな「Wontime」、Roy Ayers Ubiquity「We Live In Brooklyn」ネタ「Home Sweet Home」などサンプリングを主体としたNYマナーなヒップホップクラシックです。
THE AWAKENING
D.I.T.CのメンバーであるLord Finesseの作品で、今でも文句なしのクオリティで、この作品を超えるHIPHOPアルバムは数少ないと言えるだろう。1995年に発表された90年代ヒップホップの金字塔です。 ファンキー・オーセンティックなオルガンとFender Rhodesの音色が美しいイントロから、シングルカットもされたMELLOWなアンダーグラウンドクラシック「Gameplan」や「Hip 2 Da Game」などD.I.T.Cマナーなドープなサンプリングセンスから作られる極上HIPHOP CLASSICです。サンプリングの美学をとくとご覧あれ!
First Listen
まず1曲だけ試すなら
90年代HipHopクラシックの空気を掴むなら、Rakimのラップ技術、BiggieやMobb Deepのストリート感、Lord Finesseのサンプリング美学を1曲ずつ聴くと入りやすいです。
Rakim - When I B On Tha Mic
Nas 関連曲をYouTubeで見る
The Notorious B.I.G. - Things Done Changed
Mobb Deep - Shook Ones, Pt. II
Lord Finesse - Hip 2 Da Game
Summary
まとめ
90年代HipHopクラシックは、アルバム単位で聴くほどプロデューサーの音作り、ラッパーの声、街の空気が立ち上がります。まずはNas、Biggie、Mobb Deepから入ると時代の中心が掴みやすく、そこからRakim、Smif-n-Wessun、Lord Finesseへ進むと、ラップ技術やアンダーグラウンドなサンプリング美学も見えてきます。
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90年代HipHopクラシックから次に聴くガイド
名盤一覧を入口に、ジャズ・サンプリング・プロデューサー・MCの違いから深く聴けます。
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