Groove Shinin' Music Guide
オススメAOR洋楽・名盤特集
Adult Oriented Rockとして、1970年代後半から1980年代に広く浸透し、ロック、ソウル、フュージョンの要素をなめらかに混ぜながら、歌のうまさ、演奏の気持ちよさ、録音の質感をじっくり味わえる音楽として発展しました。この記事では、Bobby Caldwell『Evening Scandals』を入口に、AORの聴きどころや魅力についてまとめました。japanese soul musicの持つシティポップさやメローネスを併せ持つ洒落た楽曲が多く、生活の中に溶け込む楽曲が多数あります。
Listening Points
AORってどんな音楽?
AORは、メロディ重視で質感の整った音楽スタイルです。ロック、ソウル、フュージョンの要素が自然に混ざり、耳あたりはなめらかですが、コード進行やアレンジはしっかり作り込まれています。派手な楽曲よりかは、ムーディでどの時間帯でも楽しめるような洒落た楽曲が多い印象です。近年注目を集めている日本の70年代のソウルフルな楽曲、シティポップとも親和性が高く、ここをきっかけにそうしたソウルフルでメローな楽曲を探すきっかけとしてもわかりやすい音楽性を持ったジャンルです。
Album List
AOR 名盤一覧
元記事では、AOR入門としてBobby Caldwell『Evening Scandals』を中心に紹介しています。まず代表曲で質感をつかみ、ご自身に合いそうならアルバムを通して聴いてみるといいでしょう。
Evening Scandals
Bobby Caldwellはアメリカのシンガーソングライターで、『Evening Scandals』はAOR入門として聴きやすさと作り込みを同時に体感しやすい作品です。ソウル、ポップ、ジャズ寄りの感覚が自然に混ざっていて、AORの入口としてかなり分かりやすい1枚です。 このアルバムが入口として優秀なのは、難解さを前に出さず、それでいて安っぽく聴こえないところにあります。音はやわらかいのに演奏は丁寧で、ボーカルも力で押すというより、抜けのいい声で曲全体をまとめていくタイプです。AORの都会的だけど気取りすぎない感じがつかみやすい作品です。 最初に触れるなら「What You Won’t Do for Love」と「My Flame」の2曲が分かりやすいです。前者はAORらしい滑らかなグルーヴとキャッチーさが同居していて、ジャンルの輪郭をつかみやすい曲です。「My Flame」はもう少しメロウで、歌と空間の気持ちよさを味わいやすい曲です。まず代表曲で相性を確認し、合いそうならアルバム全体に進む流れが自然です。
First Listen
まず1曲だけ試すなら
AORの空気感を確かめるなら、まずは「What You Won’t Do for Love」を聴くのが分かりやすいです。滑らかなグルーヴ、抜けのいい声、都会的なコード感がまとまっていて、この質感が合うかどうかを判断しやすい曲です。
Summary
まとめ
『Evening Scandals』は、AORの聴きやすさと作り込みを同時に体感しやすい1枚です。まずは気になる曲を1〜2曲、そのあとにアルバム通しで聴くとAORの魅了を存分に掴めると思います。歌とグルーヴのつながりが気になった人はソウル方面へ、周辺の文脈まで見たい人はブラックミュージック方面へ広げると、AORをきっかけに新しい音楽との出会いの幅が広がります。
Related Topics
AORから広げる都会的な名盤ガイド
日本のAOR、シティポップ、80年代ソウル、カフェ向け作品へ進めます。
Related Flow
あわせて読みたい
この記事に興味のある人へ向けた近い記事をまとめます。
Blue note(ブルーノート)産 ジャズファンク 洋楽・名盤特集
オススメ 70年代ファンク(Funk)ミュージック・洋楽・名盤特集 part.1
おすすめ70年代ソウルミュージック(soul music)洋楽・名盤特集 part.1
オススメ スウィート・ソウル(Sweet Soul)・甘茶系ソウル 洋楽 名盤特集