Listening Points
聴きどころ
70年代ソウルは、メロウなボーカル、温度のあるリズム、ニューソウルの広がり、ファンクやディスコへ向かうグルーヴが重なった時代です。Roberta FlackやDonny Hathawayのしなやかさ、Aretha Franklinの歌の強さ、Curtis MayfieldやLeroy Hutsonの都会的な質感を並べて聴くと、ブラックミュージックの大きな流れが掴みやすくなります。
Album List
名盤一覧
Feel like Makin’ love
1975年に発表された曲で、誰でも一度は耳にしたことがある「Feel like Makin’ love」が収録されたアルバム。他を寄せ付けない圧倒的な歌唱力で70年代ディーバの一人となったRoberta Flackの作品です。 タイトル曲のFeel like Makin’ loveやMr.Magic,Early Ev’ry MIdniteなどの色褪せない良質な音源が多数収録されています。現代のブラックミュージックには多大な影響を与えた作品で、無名・有名に関わらずサンプリングされた楽曲は数知れず。 参加ミュージシャンはkeyboardにbobjamesやRichard Tee、drumsにidris Muhammadなどjazz,soul,funk,rock,クラシックなどの音楽をクロスオーバーした、実験的でスムースなjazzを提供していた当時をときめくCTIの面子が多く参加しています。 確かな演奏力とRoberta Flackの歌唱力が見事に融合したこれからも聞き伝えられていく70年代ソウルミュージックの名盤。
young gifted and black
アトランティック・レコードに残されたフォメール・ソウル作品の中でも一際輝きを放つ作品の一つで、70年代当時のソウルとファンクネス、jazzyでブルージーな感覚が詰め込まれた作品です。 美しいピアノの旋律に、優しくフィットするソウルフルな歌声が素晴らしい「oh me oh my」、ブラックミュージック界に残るmellowな作品で最高傑作の「Day Dreaming」までソウルミュージック界の歴史を語る上で、必ず名前が上がる歌姫であるアレサ・フランクリンが1972年に残したソウル名盤の一枚です。
live
1972年に発表された作品で、donny hathawayによる作品で、当時のスーパースターぶりが伝わってくるほど、当時の人気ぶりが聞き取れるLIve音源となっています。ソウルフルに歌い上げる様は、stevie wonder級の大物と肩を並べる存在です。 一曲目のmarvin gayeのカバー「what’s going on」や「Little Ghetto Boy」などの楽曲が収録されており、トータルして演奏力も高く、ソウル畑でなくとも全ミュージックラバーが楽しめる内容となっています。家族に一枚、確かにお勧めします!!70年代のソウルミュージックの傑作です。
adventures in paradise
「lovin you」の名曲で知られる奇跡の歌声を持つミニー・リパートンが1975年に発表した作品で、現代のブラックミュージックのソウルやR&B、サンプリングなどのムーブメントに決定的な影響を与えた一枚だ。 Leon ware作のタイトなドラムが映えるmellowな「Baby, this love i have」、metersばりの粘っこいファンクネスを持つ「when it comes down to it」、mellowソウル最高峰の「inside my love」、鳥の囀りとアコースティックな音色が穏やかな「Alone in brewster bay」などファンクとソウルが融合した70年代ソウルミュージックの名盤の一枚だ。
Off the Wall
Pops、soul、funkといった音楽の垣根を越え、愛されたマイケル・ジャクソンの作品で、最高にグルーヴィなクラブアンセムの「Rock with you」、デ・ラ・ソウルを中心とした音楽でも馴染み深いサンプリングソースで極上mellowな「I can’t help it」、ディスコサウンドとは一線を画す、既ファンキーなディスコクラシックの「Don’t stop ‘Til you get enough」など、quincy jonesやstevie wonderといったレジェンドの完全援護で完成した世代を跨ぐ、70年代ソウルの大名盤の一枚です。
heartbeat
ファンクやソウル界でその名を知らない者はいないほど現代のブラック・ムーブメントに深く影響を与えたマルチ奏者でプロデューサーのカーティス・メイフィールドが1979年に発表した作品だ。「You’re so good to me」は類をみないほど素晴らしいイントロで、続く展開はミディアムテンポのメロディアスでソウルフルなナンバーだ。この一曲はレアグルーブの名曲として知られており、数々のMIX CDに収められている珠玉のナンバーだ。 「Between you baby and me」のようなソウルフルでメローな極上スウィート・ソウルも収録されている。1979年という年代ということで、来たる80年代のディスコムーブメントの片鱗を覗かせる楽曲もあるが、全体として70年代のcurtis mayfieldが持つソウルフルなファンクネスを感じることができるソウルミュージック名盤の一枚だ。
Hutson
Curtis MayfieldやDonny hathawayなど数々の大物と親交がありソウルミュージック界の至宝であるLeroy Hutson(リロイ・ハトソン)の、名門ソウルレーベルcurtom(カートム)から1975年に出された作品です。「It’s Different」のようなミディアムメローなナンバーや「COOL OUT」の美しい旋律のジャズファンクブレイク、「ALL BECAUSE OF YOU」のBarry Whiteばりのストリングスとメロディー、ドラムブレイクが素晴らしいミディアムソウルナンバーまで、ソウル・ジャズ・ファンクなどのブラックミュージックを総合した非常に完成度の高いアルバムに仕上がっています。番人受け間違いなしの70年代ソウルミュージッククラシックな一枚です!!
Under The Influence of Love Unlimited
Barry Whiteによってプロデュースされた、フィリーライクでソウルフルなトラックが多数収録された70’s LADY SWEET SOUL MUSICの名盤です。現代のブラックミュージック界でも多数サンプリングされているソウルフルな「Say It Again」、映画のワンシーンで使用されるようなヒリヒリとした緊張感が漂うファンクナンバー「Under The Influence Of Love」、極上MELLOWバラードの「Oh Love, Well We Finally Made It」など全体的にBPM90前後の楽曲が勢揃いで、今でも色褪せない70年代ソウルミュージックの金字塔です。絶対に聴きましょう!!
Loveshine
1978年に製作されたCON FUNK SHUNのアルバムで、良質なfunk、soul musicが多数収録された名盤で、過去に数多くのミュージシャンがサンプリングネタとして使用しています。特に2曲目「Magic Woman」はMadlibがサンプリングし話題となった曲で、他にも4曲目のMAKE IT LASTはメローでスムースなアーバンソウルで、時代を跨ぎこれからも愛され続ける名曲です。 疾走感溢れるfunk No.からシルキーなスウィートソウルまでバランス良く詰め込まれており、捨て曲一切無しの70年代ソウルミュージック・ファンク名盤となっております!!
Body Heat
1974に発表されたquincy jonesの作品で、タイトル曲であり一曲目の「Body Heat」は流石のquincy jonesプロデュースだけあり、濃密で計算された隙のない重厚なメローソウルナンバーに仕上がっています。 「one track mind」のようなキラーなファンクナンバーやメローなイントロから抑揚ある展開で盛り上がりを見せる「if I ever lose this heaven」のような曲まで、全体的にBITTER & MELLOWな、真なるブラックミュージック・ソウルミュージックのオンパレードです。オススメです!!
The Sylvers II
Jackson 5ライクなファミリー・グループで、スムースでメローなソウルグルーブを持つThe Sylversの1973年にリリースされた2ndアルバムです。2019年にリリースされたmadlibの「Bandana」Palmolive feat, Pusha T & Killer Mikeの楽曲でのサンプリングも記憶に新しい「Cry of a Dreamer」、The Singers Unlimitedばりのコーラスを持つ素晴らしい歌唱力でThe Beatlesの名曲を歌い上げる「Yesterday」、シティポップの要素と往年のsoul grooveを持ち合わせた軽快なミディアムナンバー「We Can Make It if We Try」など、とにかくあげたらキリがないが、非常にクオリティが高い楽曲が多いので聞いてみてほしい。ソウルミュージックの垣根を越え、数々のミュージックラバーに影響を与えた70年代ソウル名盤です。
The Sylvers
1972年にリリースしたシルバーズのファーストアルバムで、非常にグルーヴィでソウルフルな曲がずらりと並んだソウルミュージックの名盤だ。impressionsのjerry butler がプロデュースに参加しており、重厚で展開豊かなメロディアスなサウンドを聞くことが出来る。silversのサウンドは、マッドリブやJ Dillaといったトッププロデューサーに取り沙汰され、近年では非常に人気を集めているソウルミュージックの名盤だ。ソウルフル溢れるフォーリングを全体を通して感じる事ができる名盤だ。
Extension of a man
全ミュージックラバーにお送りしたいダニー・ハザウェイによる1974年の作品で、エレピやストリングス、ダニー自身の低くも突き通る透明さとfitnessを持ち合わせる歌声が合わさり、類い稀な完成度を持つソウルアルバムが完成した。 様々なアーティストに演奏されているメロディアスなジャズファンクの「valdez in the country」、穏やかでメローな「someday we’ll all be free」、マーヴィン・ゲイの名曲に勝るとも劣らない完成度を持つ、モータウン直球のソウルフルな「love, love, love」などすべての曲で黒いファンクネスとソウルを感じることが出来る正真正銘の真なるソウルミュージック名盤の一枚です。
keeper of the castle
Keeper of the Castle は、モータウンで最も成功したグループの1つであるフォー・トップスの1972年のアルバムである。ソウルフルなバラードからアップビートでファンキーな曲まで、グループの特徴であるハーモニーと非の打ちどころのない音楽性が存分に発揮されたアルバムです。タイトル曲の「Keeper of the Castle」は、グループの豊かなヴォーカルハーモニーを堪能できるファンキーなバラードナンバーだ。「Ain’t No Woman (Like the One I’ve Got)」は、ソウルフルなヴォーカルと魅力的なグルーブが組み合わさり、フォー・トップスの持ち味が最大限に生かされた名曲だ。ブルージーな泥臭いファンクネスを持つ「Turn on the Light of Your Love」にも注目だ。全体として、『キーパー・オブ・ザ・キャッスル』は、フォー・トップスの卓越した才能と音楽性を示す70年代ソウルの名盤で、時代を超えた音楽の創造を証明している。
Imagination
1973年に発表されたGladys Knight & The Pipsの作品で、 2週連続でビルボードチャートで1位、ソウル・チャートでも1位を記録し、ゴールドディスクに輝いた楽曲「Midnight Train to Georgia」が収録された名盤です。発売から翌年1974年の第16回グラミー賞では「最優秀R&B歌唱賞」を受賞しました。Gladys Knightのソウルフルな歌声とThe Pipsのバックコーラスが絶妙な大ヒット曲です。 アルバム最後の曲の「Window Raisin’ Granny」のような泥臭いファンクナンバーや「where peaceful waters flow」のようなシットリ聴かせるメローなソウルがあったりと、全体的に大変バランスが良く、聞き応えのあるソウルアルバムに仕上がっています。70年代のパワフルなソウルミュージックを堪能できます!
First Impressions
かつてはCurtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)や Leroy Hutson ( リロイ ・ ハトソン )が在籍していたことでも知られる4人組ボーカルグループImpressionsのアルバムで、1975年にcurtomレコードから発売されました。 イントロから期待感抜群のミディアムなメローソウル「sooner or later」で幕開け、続く「same thing it took」のフィリーライクなスムースなソウルも素晴らしい。 他にも「groove」や「How high is high」などのグルーヴィーな曲もあり、全体的にボーカルベースの音楽性豊かなアルバムとなっています。捨て曲一切なし!!70年代ソウルミュージックの隠れた名盤の一枚。
FOUR OF US
美しいコーラスのハーモニーで人気博す、アメリカのシカゴで結成された4人組グループです。 ドイツのMPSレーベルからの作品で、Carpenters(カーペンターズ) – We’ve Only Just BegunやCarole King (キャロルキング)- You’ve Got a Friendなどのカバーが収録されています。全体を通してJazzのフィーリングを感じることができ、演奏からコーラスまで申し分のない良質なソウル・ジャズミュージックを堪能することができます。 J Dillaライクなサンプリンネタをお探しの方で知らなかった方は一度聞いてみてください。オススメです!!
Rhapsody In White
Billboard Hot 100で一位を獲得しLove’s Themeを含んだ The Love Unlimited Orchestraの初のスタジオアルバムで、愛の伝道師の異境を持つ、サンプリングベースのブラックミュージックに多大な影響を与えた The Love Unlimited Orchestra名義のBarry Whiteの作品です。 一度は耳にしたことはある軽快なリズムとストリングスが聞く者をミュージックの陶酔に誘う「Love’s Theme」やBPM遅めのlazyでMELLOWな雰囲気が最高な「Mignight And You」などの楽曲が収録されたソウルミュージックの名盤です。
Chuck, Helen, Eric, Maurice
1973年に発表されたThe independentsの作品で 極上のシカゴソウルを堪能できる名盤で、美しいメロディーとハーモニー、黒く重厚な本物のソウルミュージック・ブラックミュージックを堪能することができます。 フィリーライクな極上mellowの「It’s all over」やMotown ライクなミディアムテンポの「No Wind, No Pain」、哀愁漂うメロディアスなメローNo.の「In the valley of my world」、Leroy Hutsonのバージョンでも有名な極上ミディアムダンスNo.「Lucky Fellow」などが収録された、唯一無二のクオリティでソウルミュージックの金字塔として今でも評価の高い一枚です。
Young Hearts Run Free
1976年に発表された作品で、軽快なダンスナンバーが多数収録されたディスコナンバーが収録された好盤。ソウルフルでブルージーな歌声が魅力的なアメリカのアラバマ州出身のソウルシンガーです。アルバムタイトル曲の「Young Hearts Run Free」はBillboard Hot 100では最高20位に到達し、Hot Soul Singles チャートに於いて1位を獲得しています。他にもmotown ライクなミディアムナンバーの「You Bet Your Sweet, Sweet Love」が収録されているなど70年代ソウルミュージックラバーやディスコ世代の方にとってはドンピシャな一枚だ。
FEEL ME
1980年に発表されたcameoの作品で、極上メロウソウルの決定版アルバムタイトル曲の「FEEL ME」,スピリチュアルなピアノソロから軽快なテンポに展開するナイスダンスNo.「Is This the Way」、ギターのメロディが特徴的なスローなmellowナンバー「Better Days」、スムースでミディアムテンポなフロアライクなダンスNo.「Throw It Down」などが収録された、全体的にCAMEOらしいメローなナンバーが豊富でダンスナンバーも充実した期待を裏切らない仕上がり担っています。70年代直系の80年代ソウル・ファンクミュージックの傑作の一枚で、フィリーソウルやスウィートソウル、甘茶系のソウルが好きな方にお薦めです。
Do you wanna do u thing ?
ファンキーダンスナンバーやとろける甘茶系のスウィートソウルまで難なくこなす、1976年にlondon recordsより発表されたBLOODSTONEの作品で、スタイリスティックスのようなメローな展開がグッドな「if you wanna be my baby」や極上甘茶メローな「This is it」など、The MomentsやDelfonicsのようなスムースでメローな甘茶系がお好きなら是非聴いてもらい充実した内容となっています。サンプリングソースとしてもバッチリな70年代ソウルミュージック、ファンクミュージックお薦めの一枚です。
Secrets
1977年に発表された作品で、マイケル・クーパーのセクシーでパワフルなボーカルが病みつきなソウルフルでグルーヴィーな曲が揃う傑作アルバムだ。アルバムタイトル曲の「Secrets」は洗練された大人のダンスナンバー、「Who has the time」は、都会的でメローなミディアムナンバーに仕上がっている。他にも「Tears in my eyes」のようなシルキーでpillowなバラードナンバーも収録されている。Kool and the GangやIsley Brothersのようなインストルメンタル的要素も豊富に含まれており、演奏とボーカルが非常にバランスがとれた非常に優秀な1970年代ソウルミュージックアルバムの一枚です。
Candy
1979年に発表されたコンファンクシャンの5枚目のアルバムで、 「Not Ready」のようなオシャレで都会的なNICE&SMOOTHな楽曲やIsley Brothersライクなブルージーな泣きのギターが感傷的なミディアムメローな「Love on your mind」、コーラスから始まり、極上メロディアスなインストルメンタル作品の「Images」など、毎度毎度ハズレのない、メローでスムースな曲が必ず入っているコンファンクシャンの70年代傑作ソウルミュージックアルバムです。ソウルラバー必聴の内容となっております。
Rufusized
ルーファス&チャカカーンによる3枚目のアルバムで、 ビルボードアルバムチャートで最高位7位を記録した作品です。 ルーファス奏でるリズム隊に、チャカ・カーンのメロディアスでパワフル、ソウルフルな歌声が映え渡る「Please pardon me」、フロア映えするグルーヴィなソウルクラシック「stop on by」、疾走感溢れる太いベースライン隠れ黒ファンク「Half Moon」など、全編に渡りメロディアスでソウルフルなファンクネスを感じることができる作品です。70年代ソウルミュージックの一枚としてお薦めです。
First Listen
まず1曲だけ試すなら
入口としてはRoberta FlackやDonny Hathaway、Aretha Franklinから入ると、メロウさと歌の力の両方を感じやすくなります。もう少しグルーヴを強めに聴きたい場合は、Curtis MayfieldやLeroy Hutson、Con Funk Shunへ進む流れも自然です。
Summary
まとめ
70年代ソウルは、アルバム単位で聴くほど歌、演奏、アレンジの流れが見えてくるジャンルです。メロウに入りたい人はRoberta FlackやMinnie Riperton、歌の深さを味わいたい人はAretha FranklinやDonny Hathaway、グルーヴを掘りたい人はCurtis MayfieldやCon Funk Shunから聴くと、次の1枚を選びやすくなります。
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