オススメ Philly soul(フィリーソウル)洋楽 名盤特集 pt.1

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70年代に影響を与えてフィラデルフィア発のソウルミュージック(Philadelphia soul / Philly soul)で、シグマ・サウンドとも言われるシグマ・スタジオで制作されたその音楽性は温かみのある重厚でシルキー且つmellowな音楽性が70年代のブラックミュージックや世界中のミュージシャンを虜にした。特にレオン・ハフとケニー・ギャンブルによるプロダクションチームによる楽曲は、当時のヒットチャートを多いに賑わし、世界中のミュージシャンとプロデューサーに影響を与えた。

スリー・ディグリース(the three degrees)やMFSB、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノート( Harold Melvin & the Blue Notes)、オージェイス(O jay’s)、ビリー・ポール(billy paul)・デルフォニクス(delfonics)に至るまで、今でもブラックミュージックの根底にある強いリズムとグルーブに満ち溢れた名門レーベルとして有名である。またヒップホップやソウルミュージックなどのサンプリングソースとしても人気で、今でもアナログレコードは高値で取引されている。今回はそんなPhiladelphia international recordsを中心とするフィリー・ソウル(フィラデルフィア・ソウル)をいくつか紹介してみたいと思います。

Billy Paul /  360 Degrees of Billy Paul

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アーティスト:Billy Paul

タイトル:360 Degrees of Billy Paul

レーベル ‏ : ‎ Philadelphia international

製作年 ‏ : ‎ 1972年

Philadelphia International recordsから1972年にLeon Huff & Kenny Gamble(レオン・ハフ&ケニー・ギャンブル)によるプロデュースされ発表された作品。数々のブラックミュージックでサンプリングされ、影響を与えた名盤としても知られておりBiiiy Paul自身でも最大の大ヒットアルバムとなった。

Wu tang clanのRZAにサンプリングされた「Brown Baby」、

全米 No. 1にもなったBilly Paulの大名曲「Me and Mrs. jones」のようなスムースでメローなフィリーソウル、黒光するイントロにストリングスが絡み合うソウルフルな「I’m Just a Prisoner」、キャロルキングの名曲をファンキーでbitterなメローナンバーに仕上げた「It’s Too Late」など充実な内容で、70年代のソウルミュージック、フィリーソウル(philly soul)の真髄を味わいたいなら是非一度試聴してみてはいかがでしょうか。

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Harold Melvin & The Blue Notes|To Be True

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Harold Melvin & The Blue Notes

To Be True

レーベル ‏ : ‎ Philadelphia international

製作年 ‏ : ‎ 1975年

Kenny GambleとLeon Huffプロデュースによる1975年に発表されたフィリー・ソウルのコーラスグループでTeddy Pendergrass(テディ・ペンダーグラス)が在籍していたHarold Melvin & The Blue Notes (ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ)の作品です。

透明感のある美しいメロディーからの抑揚ある展開が素晴らしいタイトル曲の「To Be True」のような曲や、Female vocalにsharon Paigeを迎えた「HOPE THAT WE CAN GET TOGETHER SOON」のような極上メロー&スムースなフィリー産スウィートソウルを収録(こちらはDJ MUROもSOUL MIXの中で紹介していました。)した名盤で、前編を通してMFSBがリズム隊の極上フィリーソウルを堪能することができます。

初めてのフィリーソウル(Philadelphia soul)の一枚としてもオススメです!

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Dexter wansel / Life on Mars

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Dexter wansel

Life on Mars

レーベル ‏ : ‎ Philadelphia international

製作年 ‏ : ‎ 1976年

ジャズやフュージョン、クロスオーバージャズに留まらない

george duke直系のシンセサイザーや生音を中心としたサウンドプロダクションで、フィリーソウルの代名詞的レーベルのphiladelphia internationalから発売された作品だ。壮大なインストルメンタル作品から「A Prophet named K.G.」で幕開け、タイトル曲でスペーシーでメローなイントロから幕開ける「Life on Mars」は、クインシー・ジョーンズのプロダクションにも通じる感覚を持つミディアムファンクナンバーだ。

「Together Once Again」はfemale vocalがdreamyでmellowなバラードで、続く「stargazer」はシティポップを想起させる疾走感で、ルパン3世のような音楽が好きなら確実にど真ん中なファンキーナンバーだ。全体を通して非の打ち所がないがない完璧な作品で、現代のDTMのようなコンピューターミュージックには出せない生楽器本来の音色でまとめ上げた本物のジャズファンク、クロスオーバーフュージョンでありながら、フィリーソウルの要素も持ち合わせる名盤だ。

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The Delfonics|The Delfonics

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The Delfonics

The Delfonics

レーベル ‏ : ‎ Philly Groove

製作年 ‏ : ‎ 1970年

フィラデルフィアソウル(フィリーソウル)で有名なグループで、フィリーソウルの魔術師Thom Bellによって製作されたスウィートソウルを聴かせてくれる。一曲目の「didn’t i (blow your mind this time)」は、特にsilky且つsweetな楽曲で、クエンティン・​タランティーノ(Quentin Tarantino)作品のjackie brown(ジャッキーブラウン)でも使用された名曲。

「when you get right down to it」や「trying to make a fool of me」などの楽曲は、DJ KIdcapriやGang Starrの「Love Sick」で使用されるほど人気が高く、他様々な楽曲でサンプリングされている。

タイトなドラムが特徴的で、魅力的なThe Delfonicsのファルセット・ヴォイスが合わさった類を見ない完成度の高い作品で、時代を超え愛聴盤となること間違いなしの極上philly soulアルバムです!

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The Jones Girls / The Jones Girls

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The Jones Girls

The Jones Girls

レーベル ‏ : ‎ Philadelphia international

製作年 ‏ : ‎ 1979年

フィラデルフィアを代表するキーボーディスト、アレンジャーとして有名なdexter wansel (デクスター・ワンゼル)やフィリーソウルの第一人者的プロデューサーのレオン・ハフらが参加したthe jones girlsの作品です。1979年に発表されました。

「This Feeling’s Killing Me」のようなセクシーでポップなミディアムナンバーやサンプリングにバッチリなmellowナンバーの「Who Can I Run To」、抑揚ある歌声とメロディが高揚感を誘う「We’re a Melody」など前編素晴らしい内容で、フィメール・グループの中でも有名なフィリーソウルの代表的作品です。今でも多くのブラックミュージックを中心とするミュージシャンに影響を与え続けているphilly soulの名盤です。

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The Delfonics / La La Means I love you

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The Delfonics

La La Means I love you

レーベル ‏ : ‎ phillly groove records

製作年 ‏ : ‎ 1968年

フィリーソウルの代名詞的存在のデルフォニックスによって1968年に作成された歴史的スウィート・ソウルの名盤で、GAMBLE & HUFFやThom Bellなどのフィラデルフィアを代表するアレンジャー、プロデューサーの完全援護の元作成された一枚。

タイトでメローなドラムに、スウィートなボーカルが映える「I’m sorry」や「Break your promise」、世界的に有名で数々のカバー作品も出されているミディアムメローの「La La means i love you」など、フィリーソウルの名盤として、いつ聴いても色褪せない往年の名曲達が収められています。

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Halord Melvin & The Blue Notes / Wake Up Everybody

Halord Melvin & The Blue Notes / Wake Up Everybody

Halord Melvin & The Blue Notes

Wake Up Everybody

レーベル ‏ : ‎ Philadelphia international

製作年 ‏ : ‎ 1975年

1975年にハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツによって製作され、フィラデルフィア・インターナショナルレコードより発表されました。70年代のフィラデルフィアソウルを代表する一枚で、80年代以降のダンスミュージック・ディスコシーンや90年代以降のブラックミュージックに大きな影響を与えました。

アルバムタイトル曲の「Wake Up Everybody」は、2010年のジョン・レジェンドとThe Rootsによってカバーされ注目を浴びた名曲、数々のMIX TAPEやサンプリングソースとして用いられているメロディアスでグルーヴィーな「You know how to make me feel so good」などphilly soulを代表するフィリーソウル名盤です。レアグループ的な視点からも再注目の一枚です。

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Halord Melvin & The Blue Notes / Wake Up Everybody

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The O’Jays / Back stabbers

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The O’Jays

Back stabbers

レーベル ‏ : ‎ Philadelphia international

製作年 ‏ : ‎ 1972年

フィリーソウルを代表するグループの一つであるオージェイズが70年代初旬にフィラデルフィア・インターナショナルレコードに残した作品。彼らのヒット作品である「裏切り者のテーマ」と「ラブ・トレイン」が収められた名作である。

アルバム出だしからアクセル全開の濃厚ファンク「When the world’s at peace」、極上メローのメロディアスな「Who  AM I」は9th wonderを始め、様々なアーティストからサンプリングされ再注目を集めている名曲。哀愁漂うメローな「Listen to the clock on the wall」、ブルージーでソウルフル、mellowな「Sunshine」、Billboard Hot 100とBillboard R&Bでそれぞれ一位を獲得した「Love Train」など、ファンキーでメロー、ダンスミュージックの美味しいところが凝縮された、捨て曲一切無しの以降の音楽性に大きな影響を与えたフィラデルフィアソウルを代表するphilly soul名盤の一枚です。

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Phyllis Hyman / Phyllis Hyman

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Phyllis Hyman

Phyllis Hyman

レーベル ‏ : ‎ Buddha

製作年 ‏ : ‎ 1977年

フィリス・ハイマンのデビュー作で、フィラデルフィアを代表するプロデューサー、アレンジャーのトム・ベルやジャズ・フュージョン畑からGary Bartz(ゲイリー・バーツ)やHarvey Mason(ハーベイ・メイソン)等の面子を迎えて制作されたソウルフルなアルバム。

bitterでsmoothなミディアムメローの「No one can love you more」、力量溢れるサイドメンが奏でるドリーミーでスムーズなメロディーが、フィリス・ハイマンの歌唱力を引き立てる「I Don’t want to lose you」、シティ・ポップのような軽快さを持つミディアムテンポのファンクNo.「beautiful man of mine」など確かな実力でお届けする70年代フィリーソウル名盤です。

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Teddy Pendergrass / TP

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Teddy Pendergrass

TP

レーベル ‏ : ‎ Philadelphia international

製作年 ‏ : ‎ 1980年

ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツのリードボーカルとして活躍したテディ・ペンダーグラスによる作品で、フィラデルフィア・インターナショナルレコードから発表されました。Philly Grooveを代表するアレンジャーでありキーボーディストのDexter Wanselも参加しており、濃厚なソウルミュージックを堪能することができる。

グルーヴィでメロディアスなナンバー「Love T.K.O」、厚みのある歌声がソウルフルなスウィート・バラード「Is it still good to ya」、ステファニー・ミルズを迎えたデュエットでスローバラードの「Feel  the fire」など、深みのある歌声にフィリー・グルーヴが合わさったバランスが取れた良作フィリーソウル名盤です。

【商品紹介】

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