DTM初心者は何から始める?挫折しない最短ステップ

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DTMを始めようと思って機材をそろえたのに、「DAWを開いた瞬間に何をすればいいかわからない」「音は出たけど曲にならない」「YouTubeを見ても情報が多すぎて迷子になる」――そんな状態で止まっていませんか?DTMは自由度が高いぶん、最初の一歩を間違えると挫折しやすい趣味です。

特に音楽理論がほぼゼロの方は、「コード?スケール?」「MIDIって何?」「ミックスってどこから?」と疑問が次々に出てきて、作曲以前に“学ぶことの洪水”で疲れてしまいがちです。

この記事では、20〜40代の「PCは触れるが音楽理論はほぼゼロ」「機材は買ったけど何をすればいいかわからない」方に向けて、挫折しないための“最短ステップ”を、導入→結論→理由→具体例→まとめの順で丁寧に整理します。検索流入が多いテーマである「DTM 初心者 何から」「DTM 始め方」「DTM 挫折」周辺の悩みに、実務的な手順で答えます。

  1. 結論:DTM初心者は「8小節を完成させる」ことから始める
  2. 理由:DTMが挫折しやすい3つの原因と、最短ステップが効く理由
    1. 理由1:選択肢が多すぎて「次に何をするか」が決められない
    2. 理由2:「完成」の基準が曖昧で、永遠に終わらない
    3. 理由3:音楽理論ゼロでも、先に「手を動かす」ほうが理解が速い
  3. 具体例:挫折しない「最短ステップ」7段階(今日からできる)
    1. ステップ1:環境チェックは「音が出る」だけで合格にする
    2. ステップ2:テンポ(BPM)とジャンルを固定する(迷いを消す)
    3. ステップ3:ドラムは「キック・スネア・ハイハット」だけで8小節作る
    4. ステップ4:ベースは“ルート音だけ”でOK(むしろそれが強い)
    5. ステップ5:コードは「3和音をブロックで置く」だけでいい
    6. ステップ6:メロディは「5音だけ」縛りで作る(音楽理論ゼロ対策)
    7. ステップ7:ミックスは「音量とパン」だけ触って保存する(ここが挫折防止の核心)
  4. よくあるつまずきと対処(最短で抜ける)
    1. つまずき1:「音がしょぼい」→音色探しを始めない
    2. つまずき2:「コードがわからない」→定番進行を丸ごと借りる
    3. つまずき3:「メロディが浮かばない」→リズムだけ先に作る
    4. つまずき4:「何を勉強すればいいかわからない」→8小節の弱点から逆算する
  5. まとめ:DTM初心者が最短で伸びるのは「小さく完成」を回す人

結論:DTM初心者は「8小節を完成させる」ことから始める

DTM初心者が最短で前に進む方法は、「いきなり1曲を作ろうとしない」ことです。最初のゴールは、3〜4分の完成曲ではなく、8小節(または16小節)の“それっぽい音楽”を完成させることに置きましょう。

具体的には、次の4点だけを満たす8小節を作ります。

1)ドラムが鳴っている
2)ベースが入っている
3)コード(和音)が鳴っている
4)メロディか印象的なフレーズが1つある

この「小さな完成」を何度も積み上げると、自然に“曲作りの全体像”が理解でき、挫折が激減します。逆に、最初から音楽理論・ミックス・音作り・編曲を全部やろうとすると、どれも中途半端になって止まりやすくなります。

理由:DTMが挫折しやすい3つの原因と、最短ステップが効く理由

理由1:選択肢が多すぎて「次に何をするか」が決められない

DTMは、DAWの機能、プラグイン、音源、ジャンル、学習ルートなど、選択肢が膨大です。初心者がつまずく最大のポイントは、技術不足よりも「判断疲れ」です。

8小節という小さな単位にすると、やることが自動的に絞られます。「ドラム→ベース→コード→メロディ」の順に置くだけで、迷いが減ります。

理由2:「完成」の基準が曖昧で、永遠に終わらない

DTMはやろうと思えば無限に手直しできます。初心者ほど「もっと良くできるはず」と思い、結果的にどこにも到達しません。8小節の“ミニ完成”は、ゴールが明確です。

完成を繰り返すと、自然に「自分の弱点(リズムが弱い/コード進行が単調/音が濁る)」が見えるようになり、学習効率が上がります。

理由3:音楽理論ゼロでも、先に「手を動かす」ほうが理解が速い

理論は大切ですが、最初に全部覚える必要はありません。むしろ、先に8小節を作って「ここが気持ちいい」「ここが変に聞こえる」という体験を持ったほうが、理論が“必要な知識”として頭に入ります。

たとえば、コードを変えたらメロディがぶつかった、ベースが動くとノリが変わった、などの経験があると、スケールやコードの説明が一気に実用的になります。

具体例:挫折しない「最短ステップ」7段階(今日からできる)

ここからは、機材を買ったばかりの初心者が、迷わず進めるための手順を7段階で提示します。目標は「8小節のミニ完成」を作り、保存して終えることです。

ステップ1:環境チェックは「音が出る」だけで合格にする

最初にやるのは、完璧な設定ではなく“最低限の動作確認”です。次の3つができれば合格にしましょう。

・DAWで音源トラックを立ち上げて音が出る
・テンポを変えられる
・プロジェクトを保存できる

オーディオインターフェースの細かい設定、バッファサイズの最適化、ルーティングの理解などは、必要になってからで十分です。最初から設定沼に入ると高確率で止まります。

ステップ2:テンポ(BPM)とジャンルを固定する(迷いを消す)

DTM初心者が迷うのは「何を作るか」が決まっていないからです。まずは仮でいいので固定します。

・ジャンル:ポップス/ローファイ/EDMなど、好きなものでOK
・テンポ:90(落ち着く)/120(標準)/140(速い)から選ぶ

おすすめは、迷ったらテンポ120です。多くのループ素材や打ち込みの感覚がつかみやすく、遅すぎず速すぎません。

ステップ3:ドラムは「キック・スネア・ハイハット」だけで8小節作る

最初の8小節は、ドラムを複雑にしないのがコツです。基本の3点セットだけで成立させます。

例(4/4、テンポ120想定):
・キック:1拍目と3拍目(ドン…ドン…)
・スネア:2拍目と4拍目(タン…タン…)
・ハイハット:8分で刻む(チチチチチチチチ)

ここで大事なのは「音色選び」より「リズムが一定で気持ちいい」ことです。最初はプリセットで十分。音作りは後回しにしましょう。

ステップ4:ベースは“ルート音だけ”でOK(むしろそれが強い)

次にベースを入れます。音楽理論がなくても、コード進行を決めればルート音(コードの一番低い音)を弾くだけで成立します。

コード進行がまだ決まっていない場合は、初心者でも使いやすい定番を1つだけ採用しましょう。たとえばキーCなら、次のような進行がよく使われます。

・C→G→Am→F(いわゆる定番進行)

ベースは各小節の頭に、C→G→A→Fのように置くだけでも“曲っぽさ”が出ます。動かしすぎないほうが、ドラムとの噛み合いが良くなります。

ステップ5:コードは「3和音をブロックで置く」だけでいい

コードは難しく考えず、まずは3和音(トライアド)を“ベタ打ち”で置きます。鍵盤が弾けなくても、MIDIで打ち込めば問題ありません。

キーCの例:
・C:C-E-G
・G:G-B-D
・Am:A-C-E
・F:F-A-C

音の長さは、最初は1小節伸ばしでOKです。ここまでで、ドラム+ベース+コードがそろい、かなり音楽になります。

ステップ6:メロディは「5音だけ」縛りで作る(音楽理論ゼロ対策)

初心者が最も止まりやすいのがメロディです。そこでおすすめなのが、使う音を減らす方法です。キーCなら、まずは白鍵だけ(CDEFGAB)でも良いですが、さらに絞って5音だけにすると作りやすくなります。

例:C-D-E-G-A(いわゆるペンタトニック的な使い方)

この5音だけで、8小節のどこかに「覚えやすいフレーズ」を1つ作りましょう。コツは次の通りです。

・音数を増やさない(まずは短く)
・同じリズムを繰り返す(耳に残る)
・最後の音を長めにして“着地”させる

メロディが難しい場合は、メロディではなく「印象的なリフ(短いフレーズ)」でもOKです。最初は“歌えるかどうか”より“それっぽいか”を優先しましょう。

ステップ7:ミックスは「音量とパン」だけ触って保存する(ここが挫折防止の核心)

初心者が沼にハマる代表がミックスです。EQやコンプ、リバーブを触り始めると終わりがなく、完成が遠のきます。最初のゴールは8小節の完成なので、ミックスは次の2つだけで十分です。

・音量バランス(フェーダー)
・左右の配置(パン)

目安としては、ドラムとボーカル(または主旋律)が中心に聞こえ、コードは少し後ろ、ベースは低音で支える、という関係になっていれば合格です。調整できたら、必ず保存して終了してください。「保存して終える」までが練習です。

よくあるつまずきと対処(最短で抜ける)

つまずき1:「音がしょぼい」→音色探しを始めない

最初の段階で音がしょぼく感じるのは普通です。プロの音に近づけようとして音源やプラグインを探し始めると、制作が止まります。まずはプリセットで8小節を量産し、後から“良い音にする理由”が見えてきた段階で音源を検討しましょう。

つまずき2:「コードがわからない」→定番進行を丸ごと借りる

音楽理論がない状態でコードを自作しようとすると、時間が溶けます。最初は定番進行をそのまま使って問題ありません。重要なのは、コードの発明ではなく、DTMの流れ(打ち込み→配置→整える→保存)を体に覚えさせることです。

つまずき3:「メロディが浮かばない」→リズムだけ先に作る

メロディは音程よりリズムが重要なことが多いです。先に“タタタ、ターン”のようなリズムだけを打ち込み、あとから音程を当てはめると作りやすくなります。使う音は5音縛りにすると、外しにくくなります。

つまずき4:「何を勉強すればいいかわからない」→8小節の弱点から逆算する

勉強は、作ったものの弱点が見えてからで十分です。たとえば、

・ノリが悪い→ドラムパターン(裏拍、ゴースト、スウィング)
・暗くて濁る→コードのボイシング(転回形)
・迫力がない→ベースとキックの住み分け(音量とアレンジ)

のように、必要な学習が自動的に決まります。「全部学ぶ」ではなく「困ったところだけ学ぶ」に切り替えると、挫折しにくくなります。

まとめ:DTM初心者が最短で伸びるのは「小さく完成」を回す人

DTM初心者が何から始めるべきか迷ったら、答えはシンプルです。8小節を完成させることから始めましょう。完成曲を目指す前に、完成の感覚を身につけるのが最短です。

挫折しないためのポイントを最後に整理します。

・最初のゴールは3〜4分の曲ではなく8小節
・ドラム→ベース→コード→メロディの順で組む
・音作りやミックス沼に入る前に、音量とパンだけで保存する
・理論は後追いでOK。必要になった分だけ学ぶ

8小節が作れたら、次は16小節、Aメロだけ、サビだけ、と少しずつ伸ばしていけば大丈夫です。DTMは「才能」よりも「完成まで持っていく回数」で上達します。まずは今日、8小節を1つ保存して終えましょう。

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