Artist Guide
Herbie Hancock
モダンジャズのリズム、タイトなファンク、エレクトロニックな実験精神。Herbie Hancockは、時代ごとに音楽の入口を作り直しながら、新しいジャズの形を模索し、常に先進的な表現性を示してきた鍵盤奏者/作曲家です。
Introduction
音楽性と歩み
Herbie Hancockはシカゴ出身のピアニスト/作曲家です。Blue Note期には『Takin' Off』『Empyrean Isles』『Maiden Voyage』などで、モダンジャズの作曲性と即興の美しさを示しました。Miles Davis Quintetでの活動を通じて、ハーモニー、リズム、空間の扱いをさらに拡張していきます。
70年代に入ると『Mwandishi』『Sextant』で実験的なエレクトリック・ジャズへ踏み込み、1973年の『Head Hunters』ではファンクのリズムとジャズの即興性を大胆に融合しました。続く『Thrust』では「Butterfly」や「Palm Grease」に象徴される、濃密でスペーシーなジャズファンクの魅力を深めています。
80年代には『Future Shock』の「Rockit」でターンテーブルやエレクトロニックなサウンドを取り込み、ヒップホップ以降の音楽に多大な影響を与えました。時代ごとに音色と方法を変えながらも、多くの実験的なサウンドと、ピアニスト、キーボディスト、アレンジャー、プロデューサーとしての影響力は計り知れないものがあります。アルバム単位で追うと、ジャズがブラックミュージックやクラブミュージックへ広がっていく流れが見えてきます。
Albums
まず聴きたい代表作
音楽性の変化が分かる代表作を5枚選定しています。
Maiden Voyage
Blue Note期を代表する名盤。美しいテーマと余白のある演奏から、Herbie Hancockの作曲性、ピアノの響き、モダンジャズの奥行きを知る入口になります。
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Head Hunters
ジャズファンクを代表する決定的な一枚。「Chameleon」「Watermelon Man」から入ると、ファンクの反復とジャズの自由度がどう結びついたかが分かります。
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Thrust
Headhunters期の濃密なジャズファンクをさらに推し進めた重要作。「Butterfly」のメロウな浮遊感と「Palm Grease」の推進力をあわせて聴きたい一枚です。
Man-Child
ファンク、フュージョン、ソウルの質感がさらに太くなった70年代中期の作品。演奏の厚みとグルーヴの洗練を、Head Hunters以降の流れとして聴けます。
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Future Shock
「Rockit」でヒップホップ、スクラッチ、エレクトロニックな感覚へ接続した80年代の転換点。ジャズがクラブカルチャーへ開いていく流れとして聴けます。
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Recommended Features
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Herbie Hancockをまとまった分量で紹介している特集記事だけを紐付けています。
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細かく分けすぎず、作品を横断して聴くための主要な軸だけを置いています。
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