Groove Shinin' Music Guide
70年代のMellow Soul名盤10選
歌の余韻、柔らかなコード、ストリングスとエレクトリックピアノ。メローで感傷的な70年代ソウルの中から、夜の時間にゆっくり聴きたい10枚を編集部の流れで並べました。まず声に惹かれ、次にアレンジの深さへ進み、最後はゴスペル由来の温度へ戻る選曲です。
Listening Points
聴きどころ
単にmellowタグで集めた一覧ではなく、1枚目から10枚目まで通して聴いたときの温度差を意識しています。静かな入口から、シカゴやフィラデルフィア周辺の豊かなアレンジへ進み、最後はDonny Hathawayの深い歌と演奏で締めます。
Album List
名盤一覧
Extension of a Man
Donny Hathawayの歌手、作曲家、編曲家としての大きさが一つになった1973年作。祈りのような歌と美しい和声、緻密な構成メローさが混在したが、70年代ソウル・メローソウルを代表する一枚。
Hutson
Leroy Hutsonが歌、鍵盤、アレンジ、プロデュースを担った1975年作。シカゴ・ソウルの柔らかな歌心に、ジャズファンクの演奏感と洗練されたコードを重ねています。アルバム単位でメロウソウルを聴く醍醐味が凝縮されています。
Maiden Voyage
Kellee Pattersonが1973年にBlack Jazz Recordsから発表した『Maiden Voyage』を、ヴォーカルジャズ、メロウソウル、レアグルーヴの視点から紹介する比類なきメローさ持つアルバムだ。
Who Is This Bitch, Anyway?
Marlena ShawがBlue Noteから発表した『Who Is This Bitch, Anyway?』。語りと歌、ジャズファンクの演奏が一体になった1970年代のソウル・アルバムを、収録曲と関連作品から紹介します。
We Can Fall in Love
笠井紀美子が1976年に発表した『We Can Fall in Love』を、ジャズ・ヴォーカル、ソウル、クロスオーバーの交点から聴くアルバムガイドです。
Adventures in Paradise
Minnie Ripertonの透明な声を、Stewart Levineらによる豊かな演奏が包む1975年作。軽やかなリズムの奥に複雑なコードと小さな陰影があり、昼の明るさから夕暮れまでを一枚で移動するようなメロウさがあります。
Loveshine
Con Funk Shunが1978年にMercuryから発表した『Loveshine』を、ファンク、ソウル、ディスコ以降のメロウグルーヴ文脈から聴くアルバムガイドです。sampling sourceとしてもおすすめな一枚。
Body Heat
Quincy Jonesが1974年にA&Mから発表した『Body Heat』を、メロウソウル、ファンク、ジャズ由来のアレンジから聴くアルバムガイドです。
Sinbad
Weldon Irvineが1976年にRCAから発表した『Sinbad』。メロウなソウル感とジャズファンクの演奏が交差する作品です。
Young, Gifted and Black
『Day Dreaming』の浮遊感から、ゴスペルに根ざした強い表現までを収めた1972年作。柔らかな音色の中でもAretha Franklinの声は決して輪郭を失わず、メロウソウルの奥行きを示します。
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Summary
まとめ
70年代のMellow Soulは、静かな曲を集めただけの呼び名ではありません。歌、コーラス、コード、ストリングス、リズムの置き方によって、同じ穏やかさの中にも異なる温度があります。この10枚を順番に聴くことで、Atlanticの深い歌、Curtomの洗練、ファミリーグループの瑞々しさまでを一つの流れとして楽しめます。









