Album Guide
We Can Fall in Love
ジャズ・ヴォーカルの陰影と、メロウなソウル、しなやかなグルーヴが溶け合う1976年作。笠井紀美子の声を、スタンダードの枠からクロスオーバーへ開いた流れの中で味わえる一枚です。
Album Overview
作品の概要・解説
アルバム全体の流れと、最初に注目したい聴きどころを整理します。
『We Can Fall in Love』は、笠井紀美子が1976年にCBS/Sonyから発表したアルバムです。シカゴで録音され、プロデュースをTeo Macero、アレンジをRichard Evansが担当。ジャズ・ヴォーカリストとして培った声の陰影を保ちながら、ソウルやクロスオーバーの感覚へ踏み込んでいます。
A面は、自作のタイトル曲から『In Common』『Love Don't Love Nobody』『This Masquerade』へ、軽やかな推進力とメロウな余韻を行き来します。B面ではスタンダードの『God Bless the Child』を起点に、『Along the Nile』の広がりを経て、穏やかな終曲へ向かいます。曲調は異なっても、声と演奏の距離感が近く、アルバム全体の空気は途切れません。
最初に聴きたい曲には『Love Don't Love Nobody』を選びました。声、エレクトリックピアノ、リズムが互いを押しのけず、甘さの中に深いグルーヴを残します。その後にタイトル曲と『Along the Nile』を続けると、本作が持つソウル、ジャズ、都会的な洗練の幅をつかみやすくなります。
- Original release
- 1976
- Label
- CBS/Sony
- Catalog
- 25AP 260
- Tracks
- 8
- 2026 reissue
- SICJ 40072
Listen / Find
このアルバムを聴く
アルバム全体と代表曲を、公式配信から楽しめます。
Essential Track
Love Don't Love Nobody
笠井紀美子の声とメロウな演奏が同じ温度で溶け合い、甘さの奥に静かなグルーヴを残す一曲です。
CD・レコードを探す
Tracklist
収録曲
- A1 We Can Fall in Love
- A2 In Common
- A3 Love Don't Love Nobody
- A4 This Masquerade
- B1 God Bless the Child
- B2 Being in Love
- B3 Along the Nile
- B4 Today, Tomorrow and More Than Yesterday
Artist
この作品のアーティスト
Genres / Topics
この作品を探る入口
作品の中心にあるジャンルと、別の特集へ広がる主要な聴点です。
Related Features
この作品が紹介されている特集
『We Can Fall in Love』を実際に取り上げている既存記事を紐付けています。