DTM初心者が最初に選ぶオーディオインターフェース|後悔しない3〜5候補の比較

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結論:迷ったら「2in/2out・ループバック・長く使える定番」から選ぶのが後悔しにくい

DTM初心者が最初に選ぶオーディオインターフェースは、細かなスペックよりも「つまずきやすい所を避けられるか」で選ぶのが近道です。具体的には、入力は2つ(マイク+ギター/鍵盤など)・出力は2つ(スピーカー/ヘッドホン)を基本に、設定が分かりやすいことノイズや遅延でストレスが出にくいこと配信や画面収録に使えるループバック、そして買い直しになりにくい安定性を重視します。

なお、「そもそも自分にDTM環境が必要か」「どこで迷いやすいか」が まだ整理できていない場合は、 DTMを始める前に判断を整理するための記事 を先に読んでから戻ってきても問題ありません。

最初に考え方を整理しておくことで、 ここで紹介している候補が 「自分に合う選択肢なのか/今はまだ早いのか」 を判断しやすくなります。

結論のおすすめ候補(後悔しにくい順の目安)は次の4つです。

YAMAHA AG03MK2:配信/録音どちらも迷いにくい。操作が直感的で「最初の失敗」を減らしやすい
Focusrite Scarlett 2i2(第4世代):録音品質と安定性のバランスが良く、長く使いやすい
Steinberg UR22C:堅実でトラブルが少ない方向。USB-Cで扱いやすい
PreSonus AudioBox USB 96:予算最優先の入り口。ただし割り切りが必要

比較:初心者が失敗しやすいポイントで4候補を並べてみる

ここでは「実際に使い始めたときに差が出る点」だけに絞って比較します。スペックの羅列ではなく、使った後の体感で判断できるように整理します。

比較軸1:設定でつまずかないか(導入の分かりやすさ)

AG03MK2は、つまみ・ボタンが「何を変えるものか」が見た目で分かりやすく、DTMだけでなく配信や通話にも転用しやすい設計です。最初にありがちな「音が入らない/返ってこない」問題を、物理操作で切り分けしやすいのが強みです。

Scarlett 2i2(第4世代)は、PC側の設定は必要ですが、導入手順が整理されており、ドライバや専用ソフトも含めて“普通に使える状態”まで持っていきやすい印象です。録音中心でいくなら迷いが少ないタイプです。

UR22Cも導入は比較的スムーズですが、環境によっては設定項目が多く感じることがあります。とはいえ一度決まれば安定して動きやすい方向です。

AudioBox USB 96はシンプルで始めやすい反面、環境や用途が広がったときに「ここが足りない」が出やすく、結果として設定のやり直しや買い替えにつながることがあります。

比較軸2:録音が気持ちよく進むか(ノイズ・遅延のストレス)

初心者の挫折ポイントとして多いのが、歌やギターを録るときの遅延(自分の音が遅れて返ってくる)と、小さなノイズです。ここは“高級機かどうか”より、安定して必要十分かが重要です。

Scarlett 2i2はこの点で評価されやすく、録音時の安心感が出やすいタイプです。歌・ギター・簡単なナレーション録りなど、最初にやりたいことを素直に形にできます。

UR22Cも堅実で、環境が合うと非常に安定します。「よく分からない不具合で時間を溶かしたくない」人に向きます。

AG03MK2は配信ミキサー寄りの性格もあるため、録音専用機ほど“録音だけの最短距離”ではありません。ただ、初心者が最初に出会いがちな「音量が小さい/声がこもる/返りが分からない」を物理操作で解決しやすいのは大きな利点です。

AudioBox USB 96は価格面の魅力はありますが、将来的に録音品質や扱いやすさに不満が出たとき、結局買い直しになるケースがあります。「最初はとにかく出音が出ればOK」なら成立します。

比較軸3:用途が広がっても困らないか(ループバック・配信/動画)

DTMを始めると、途中で「制作過程を録画したい」「弾いてみたを配信したい」「Discordで高音質に通話したい」が出てきやすいです。そのとき効いてくるのがループバック(PCの音とマイク音をまとめて配信/録画に送る機能)です。

AG03MK2はこの用途に強く、配信・収録の導線が分かりやすいです。「DTMもやるけど、発信もやりたい」人は最初からここに寄せると迷いが減ります。

UR22Cもループバックに対応しており、配信/動画用途まで視野に入れるなら安心材料になります。

Scarlett 2i2は世代や運用でカバーできますが、配信導線はAG系ほど“配信前提の分かりやすさ”ではありません。録音中心なら問題になりにくい一方、配信を頻繁にするなら別途の工夫が必要になることがあります。

AudioBox USB 96は用途を広げると工夫が増えやすく、「やりたいことが増えた瞬間に面倒になる」可能性があります。

比較軸4:将来の買い直しを減らせるか(入力数・拡張の現実)

初心者の買い直し理由で多いのが、入力が足りない配信で使いづらい安定しないの3つです。

今回の候補は基本的に「最初の1台」としては十分ですが、将来的にドラムをマルチで録りたい、複数マイクで同時録音したい、という方向に進むなら最初から4入力以上を検討する方が合理的です。ただし、dtm-firststep2 のYESが多い人は、まずは2入力で“録れる・作れる・出せる”を固めるのが成功しやすいので、本記事では2入力中心で選びます。

判断理由:あなたの「最初の1台」を決めるための選び方

ここからは、候補ごとに「向いている人/向かない人」をセットで整理し、最後に選び切れる形にします。リンクは“最終確認(判断の裏取り)”として、価格・在庫・レビュー差を確認する用途でのみ掲載します。

候補1:YAMAHA AG03MK2(配信も録音もやりたい初心者の定番)

向いている人
・DTMを始めつつ、配信/動画/通話も高音質にしたい
・機材に詳しくないので、つまみで直感的に操作したい
・「音が入らない」などのトラブルを自力で切り分けできる形がいい

向かない人
・録音だけに集中したい(配信系の機能が不要で、シンプルさ最優先)
・将来的にマイク2本同時など、入力数を早い段階で増やしたい

人によっては合わない点(注意)
AG03MK2は配信ミキサー的な性格があるため、DTM専用機のように「録音のためだけの最短導線」を求めると、最初はスイッチやルーティングの理解に少し時間がかかることがあります。ただ、その分いったん理解すると応用が利きます。

最終確認(判断の裏取り)として、価格変動や在庫、レビューの評価が用途(配信/録音)で割れていないかを確認してください。

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候補2:Focusrite Scarlett 2i2(第4世代)(録音中心で後悔しにくい王道)

向いている人
・歌、ギター、ナレーションなど「録る」ことが中心
・余計な機能より、安定して気持ちよく録れることを重視したい
・最初の1台を長く使い続けたい(買い直しを避けたい)

向かない人
・配信導線を最初から分かりやすく作りたい(ミキサー的操作が欲しい)
・物理つまみで完結する“放送機材っぽさ”を求める

人によっては合わない点(注意)
録音に強い一方で、配信や複雑な音の取り回しは「追加の理解」が必要になることがあります。DTMだけなら問題になりにくいですが、配信も頻繁にやる場合は運用を先に想像しておくと安心です。

最終確認(判断の裏取り)として、世代違い(第3世代/第4世代)でレビューが混ざっていないか、同梱ソフトの内容が今の自分に必要かを確認してください。

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候補3:Steinberg UR22C(堅実派。DTMの基本を落ち着いて固めたい人向け)

向いている人
・派手さより「安定して使えること」を重視したい
・DTM(Cubase系を含む)との相性や、基本性能の安心感を優先したい
・配信も視野に入れつつ、録音の基本を固めたい

向かない人
・とにかく操作を直感的にしたい(つまみの意味を考えたくない)
・配信ミキサーのように“見た目で完結”する導線が欲しい

人によっては合わない点(注意)
堅実な分、「これがあるから一発で楽になる」という派手な体験は少なめです。最初の導入で設定項目が多く感じる人もいるため、PC環境(OS/接続端子)を先に整理しておくとスムーズです。

最終確認(判断の裏取り)として、接続端子(USB-C/変換の必要性)と、レビューでOS別の不具合報告が偏っていないかを確認してください。

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候補4:PreSonus AudioBox USB 96(予算優先で「まず始める」を成立させる)

向いている人
・予算を抑えて、まずDTMの流れ(録る→編集→書き出す)を体験したい
・細かな音質差より、最初の一歩を早く踏み出したい

向かない人
・最初から「買い直しはしたくない」気持ちが強い
・配信/動画/複雑なルーティングまで早めにやりたい

人によっては合わない点(注意)
価格が魅力な一方、用途が広がったときに不満が出やすく、結果として「結局もう1台上を買う」流れになりがちです。最初から長く使う前提なら、上の候補に寄せた方が後悔が減るケースが多いです。

最終確認(判断の裏取り)として、付属ソフトの有無、最近のレビューで初期不良や接続相性が増えていないか、価格が上振れしていないかを確認してください。

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注意点:ここで外すと「安物買い・買い直し」になりやすい

最後に、dtm-firststep2 のYESが多い人が、購入直前に見落としがちなポイントをまとめます。ここを押さえるだけで、失敗確率が大きく下がります。

購入前に確認すべきポイント(不安解消チェック)

入力数の現実:マイク1本+ギター/鍵盤1つで足りるか。近いうちに「マイク2本同時」が必要なら最初から上位入力数も検討
自分のPC端子:USB-Cがあるか、変換アダプタが必要か。変換前提だと取り回しが悪くなりやすい
ヘッドホンで練習するか:夜間制作が多いなら、ヘッドホン出力の使いやすさ(つまみの位置・音量調整のしやすさ)が地味に効く
配信/録画をやる可能性:少しでもやりそうならループバック対応か、導線が分かりやすいかを優先すると後で楽
マイクの種類:コンデンサーマイクを使う予定なら、ファンタム電源の扱いが分かりやすい機種を選ぶ(誤操作しない導線が重要)
同梱ソフトに期待しすぎない:付属プラグインは入口として便利ですが、最終的にはDAW操作が主役。機材は「安定して録れるか」を優先
価格変動:オーディオIFはセールや在庫で価格が動きます。買う直前に相場から大きく外れていないか確認
在庫:人気機種は欠品しやすいです。急いでいないなら在庫復帰を待つ方が結果的に安く済むこともあります
レビュー差:世代違い・旧モデルのレビューが混ざっていないか、OS(Windows/Mac)別の評価が偏っていないかを確認

まとめ:「まず何から揃える?」の答えを具体化すると、この1台が決まる

DTM初心者のオーディオインターフェース選びは、スペック比較で迷うほど遠回りになりがちです。失敗しやすいのは、①設定でつまずく、②遅延やノイズでやる気が削られる、③用途が広がって買い直す、の3つ。だからこそ、最初は「2入力・安定・分かりやすい・必要ならループバック」を軸に選ぶのが合理的です。

配信/動画もやりたい、操作を直感的にしたい → AG03MK2
録音中心で長く使える王道がいい → Scarlett 2i2(第4世代)
堅実にDTMの基本を固めたい、安定性重視 → UR22C
予算優先でまず体験を優先(割り切り) → AudioBox USB 96

ここまで絞れたら、最後は「自分の用途(録音中心か、配信もやるか)」と「PC端子(USB-C周り)」だけ確認して決めて大丈夫です。機材選びで止まらず、早めに“録れる状態”を作ることが、DTMを継続できる一番の近道になります。

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