Artist Guide
Roberta Flack
声を張り上げるのではなく、言葉と余白で深く届かせる。Roberta Flackは、ソウル、ジャズ、フォーク、ポップを横断しながら、静けさの中に強い感情を宿したシンガー/ピアニストです。
Introduction
音楽性と歩み
Roberta Flackは、クラシック・ピアノの素養を土台に、ソウル、ジャズ、フォーク、ポップを横断したアメリカのシンガー/ピアニストです。
1969年の『First Take』では、繊細なピアノと語りかけるような歌で独自の世界を示し、「The First Time Ever I Saw Your Face」が大きな評価を得ました。その後も『Chapter Two』『Quiet Fire』『Killing Me Softly』で、派手なシャウトではなく、言葉の温度、間、和声の美しさで聴かせる表現を深めていきます。
Donny Hathawayとのデュエット、そして「Killing Me Softly with His Song」「Feel Like Makin' Love」などの代表曲は、70年代ソウルの流れの中でも特にメロウでソウルミュージックの名曲であり、のちのブラックミュージックに多大なる影響を与えています。アルバム単位で聴くと、ジャズの陰影、フォーク的な物語性、ソウルの温かさが自然に重なっていることが分かります。
Albums
まず聴きたい代表作
音楽性の変化が分かる代表作を5枚選定しています。
First Take
デビュー作にして、Roberta Flackの静かな表現力を決定づけた一枚。「The First Time Ever I Saw Your Face」から入ると、ピアノ、声、余白の美しさがよく分かります。
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Chapter Two
デビュー作の緊張感を受け継ぎながら、歌の表情とアレンジの幅を広げた初期重要作。ジャズ・ヴォーカルとしての陰影と、ソウルの温かさが自然に重なります。
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Quiet Fire
タイトルどおり、静けさの奥に熱を宿した作品。大きく煽らずに感情を深く響かせるRoberta Flackらしさを、アルバム全体で味わえます。
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Killing Me Softly
「Killing Me Softly with His Song」を中心に、語りかけるような歌の強さを世界的に印象づけた代表作。ポップに開かれながら、深い余韻を残します。
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Feel Like Makin' Love
メロウソウル、ジャズ、クロスオーバー感が滑らかに重なる70年代の名盤。タイトル曲を入口に、柔らかなグルーヴと洗練された演奏を楽しめます。
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