Artist Guide

Ohio Players

太いベース、粘るドラム、艶のあるホーン、そして甘さと危うさを行き来するメロディ。Ohio Playersは、70年代ファンクの肉体的なグルーヴと、メロウなソウル感を同時に味わえるオハイオ州デイトン発の重要なファンクバンドです。

Introduction

音楽性と歩み

Ohio Playersは、オハイオ州デイトンを拠点に活動したファンク/ソウル・バンドです。初期はThe Ohio Untouchablesとして活動し、その後Ohio PlayersとしてWestbound、Mercuryを中心に作品を残しました。タイトなリズム、厚みのあるホーン、粘りのあるベース、そしてLeroy “Sugarfoot” Bonnerを中心とするヴォーカルの存在感が大きな魅力です。

Westbound期の『Pain』『Pleasure』『Ecstasy』では、まだ荒々しく、サイケデリックで濃いファンクの感触が前に出ています。Mercury移籍後の『Skin Tight』『Fire』『Honey』では、より洗練されたサウンドとヒット性が加わり、「Fire」「Sweet Sticky Thing」「Love Rollercoaster」などで70年代ファンクを代表する存在になりました。

Ohio Playersの魅力は、激しいファンクだけでなく、甘いメロディとメロウな質感を同居させるところにあります。ヒップホップやR&Bでサンプリングされる理由も、ドラムやベースの強さだけでなく、曲全体に残るソウルフルなフィーリングとムードにあります。アルバム単位で追うと、Westbound期のざらつきからMercury期の完成度まで、70年代ファンクの広がりがよく見えてきます。

Albums

まず聴きたい代表作

音楽性の変化が分かる代表作を5枚選定しています。

1972 / Westbound

Pain

Westbound期の濃いファンクを知る入口。荒々しいグルーヴ、サイケデリックな質感、後のOhio Playersにつながる粘りのある演奏が見えてきます。

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1973 / Westbound

Ecstasy

タイトル曲「Ecstasy」を中心に、原曲の時点でヒップホップ的な黒さを持つ一枚。重いドラム、ベース、ワウギター、オルガンの怪しさが魅力です。

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1974 / Mercury

Skin Tight

Mercury期の成功へ踏み出した代表作。ファンクの重さに加えて、より滑らかで都会的なソウル感が増し、バンドの完成度がぐっと高まっています。

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1974 / Mercury

Fire

タイトル曲「Fire」で広く知られる70年代ファンクの代表作。強いリズム、派手なホーン、歌のキャッチーさが一体になった、勢いのある一枚です。

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1975 / Mercury

Honey

「Love Rollercoaster」「Sweet Sticky Thing」を収録した代表作。メロウさ、色気、タイトなファンクネスが高い完成度でまとまっています。

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