Artist Guide

Monty Alexander

ジャズ・ピアノの躍動感、ジャマイカ音楽の明るいリズム、レアグルーヴとして掘り返されるファンキーな演奏。Monty Alexanderは、ジャズとカリビアン・グルーヴを自然に結びつけたピアニストです。

Introduction

音楽性と歩み

Monty Alexanderは、ジャマイカ出身のジャズ・ピアニストです。若くしてアメリカへ渡り、オスカー・ピーターソンやナット・キング・コール周辺にも通じるスウィング感と、ジャマイカで育ったリズム感を持ち合わせた演奏で知られるようになりました。

70年代にはドイツのMPSレーベルで多くの作品を残し、ピアノ・トリオの軽快なジャズだけでなく、Ernest Ranglinとの共演を通じてレゲエ、メント、カリビアン・リズムをジャズへ取り込んでいきます。『Rass!』や『Cobilimbo』は、現在ではレアグルーヴやサンプリング文脈でも語られる重要作です。

Monty Alexanderの魅力は、テクニックの高さだけでなく、演奏が常に明るく跳ね、聴き手を自然に動かすところにあります。アルバム単位で聴くと、スウィングするピアノ、カリブのリズム、ソウルフルなカバー曲が一体になり、ジャズがクラブ的な耳にも開かれていく流れが見えてきます。

Albums

まず聴きたい代表作

音楽性の変化が分かる代表作を5枚選定しています。

1974 / MPS

Rass!

Ernest Ranglinを迎えたレアグルーヴ重要作。「Love and Happiness」や「Let's Stay Together」など、ソウル名曲をジャズとジャマイカのリズムでしなやかに聴かせます。

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1976 / MPS

Love & Sunshine

Ernest Ranglinとの相性がよく出たMPS期の重要作。明るいピアノ、ギターのカッティング、カリブの空気が混ざり、スムースで開放的なジャズを楽しめます。

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1976 / MPS

Montreux Alexander

Montreux Jazz Festivalで録音されたライブ名盤。John Clayton、Jeff Hamiltonとのトリオが躍動し、Monty Alexanderのスウィング感とピアノの切れ味を正面から味わえます。

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1977 / MPS

Cobilimbo

スティールパンやErnest Ranglinのギターも交えた、カリビアン色の濃いMPS期の代表作。ジャズ、レゲエ、アイランド・グルーヴが自然に重なります。

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1978 / Pablo

Jamento

Monty Alexanderのジャズとジャマイカ的なリズムをつなぐ方向性が明確に出た作品。スティールパンやパーカッションも入り、後のカリビアン・ジャズ路線へ続く入口です。

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