Artist Guide
James Brown
特徴的なシャウト、ステップ、バンドへの指示、強烈なファンクグルーブ。James Brownは、ソウルをファンクへ押し進め、ヒップホップ以降のリズム感覚にも深く刻まれた「グルーヴの基準」を作ったアーティストです。
Introduction
音楽性と歩み
James Brownは、1950年代のR&B/ソウルを出発点に、60年代後半から70年代にかけてファンクの方向性を決定づけたシンガー/バンドリーダーです。強烈なシャウトだけでなく、バンド全体のバランス感と緻密で精密な音楽性を持ち、ベース、ドラム、ホーン、ギターのloopを組み合わせて独自のグルーヴを作りました。
『Live at the Apollo』で示したステージの熱量、『Sex Machine』でのJB'sとのバンド・ファンク、そして『The Payback』『Black Caesar』に代表される70年代の重厚なファンクネスは、ソウル、ディスコ、ヒップホップ、ハウスまで広く影響を与えています。
James Brownの作品は、曲単位のヒットだけでなく、ドラムブレイク、ベースライン、ホーンの切れ味、MCのような語り口を含めて多様な魅力を持っています。ジェームスブラウンがもつファンクは、次のブラックミュージックのリズムと現代の音楽性に多大なる影響を与えています。
Albums
まず聴きたい代表作
音楽性の変化が分かる代表作を5枚選定しています。
Live at the Apollo
James Brownのライブ・パフォーマンスの熱量を知る入口。観客との掛け合い、バンドの一体感、ソウル・ショウとしての完成度が凝縮された重要作です。
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Cold Sweat
ソウルからファンクへ踏み込む転換点。一拍目を軸にした反復、削ぎ落とされたコード感、リズムの緊張感を入口に、ファンクの原型を聴けます。
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Sex Machine
JB'sとのバンド・ファンクを体感できる代表作。「Get Up I Feel Like Being Like A Sex Machine」を中心に、掛け声、ブレイク、反復の強さを味わえます。
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Black Caesar
ブラックスプロイテーション映画のサウンドトラックとして作られた70年代ファンク名盤。ブルージーな感触とJB'sの重いグルーヴが、サンプリング文脈でも強く響きます。
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The Payback
長尺の反復と粘るリズムが圧倒的な70年代ファンクの代表作。ヒップホップ以降のサンプリング感覚にもつながる、James Brown後期ファンクの入口です。
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細かく分けすぎず、作品を横断して聴くための主要な軸だけを置いています。
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