Artist Guide
Arthur Verocai
ブラジル音楽の優雅な旋律、ソウルの温度、ジャズファンクのリズム、映画音楽のようなオーケストレーション。Arthur Verocaiは、1972年の名盤から現代のレアグルーヴ/ヒップホップ文脈まで、長く聴き継がれる作曲家・編曲家です。
Introduction
音楽性と歩み
Arthur Verocaiは、リオデジャネイロ出身の作曲家、編曲家、ギタリストです。60年代末からプロとして活動し、Ivan Lins、Jorge Ben、Gal Costa、Marcos Valleなど、ブラジル音楽の重要アーティストの作品でアレンジや演奏に関わりました。
1972年のセルフタイトル作『Arthur Verocai』は、当時は大きな商業的成功に結びつかなかったものの、後年になって世界中のディガー、DJ、プロデューサーから再発見されました。ボサノヴァやMPBを土台に、ソウル、ジャズ、ファンク、ロック、映画音楽的な弦の響きが重なり、ブラジル産レアグルーヴの象徴的な一枚として語られています。
2000年代以降の『Encore』や『No Voo Do Urubu』では、その美学が現代的な録音とともに再び立ち上がりました。Arthur Verocaiの音楽は、静かな美しさだけでなく、サンプリング文脈やブラックミュージックの耳で聴いても奥行きがあり、アルバム単位で聴くほどアレンジの緻密さとグルーヴの強さが見えてきます。
Albums
まず聴きたい代表作
音楽性の変化が分かる代表作を4枚選定しています。
Arthur Verocai
ブラジル産レアグルーヴを代表する伝説的な一枚。弦、管、ギター、コーラス、リズムが繊細に絡み、MPB、ソウル、ジャズファンクが独自のバランスで溶け合います。
アルバムガイド
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Saudade Demais
長い空白を経て届けられた作品。70年代の伝説だけでなく、作曲家/編曲家としてのArthur Verocaiの歌心とブラジル音楽への深いまなざしを聴けます。
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Encore
35年ぶりの本格的な続編として語られる重要作。AzymuthやIvan Linsらも関わり、ブラジリアン・ソウル、ジャズファンク、シネマティックな編曲美が現代的に更新されています。
No Voo Do Urubu
現代ブラジル音楽のゲストも迎えた後期重要作。過去の名盤の再現ではなく、Arthur Verocaiのオーケストレーションとグルーヴが現在形で響く作品です。
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